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頭部脳部 |
頭痛一般 |
「側頭動脈炎」頭の両側が痛む場合や顎の痛み、全身の筋肉痛を伴う場合もあります。耐え難いほどの痛みが持続し、失明に至る率も高い危険な疾患です。発症は50歳以降とされておりますので注意が必要です。
「無症候性脳梗塞」頭痛、めまい、のぼせ、物忘れ、視力低下、舌のもつれ、フラツキ、手足の痺れ、指の震えなどの症状があれば無症候性脳梗塞を疑う必要があります。やがて認知症(脳血管性痴呆)、脳卒中の誘因になる可能性もありますので見逃さない様に、検査なども定期的にしましょう。
「脳炎」突然の高熱と頭がズキンズキンと痛み、その痛みが激しくなり、吐気・嘔吐・意識障害にまで至ってしまう。異常を感じましたら意識障害になる前に即刻、受診しなければなりません。高熱を伴なう頭痛は緊急を要します。急性脳炎はウィルスなどの病原体が、脳自身に感染することにより炎症を起こすもので、日本脳炎、ヘルペス脳炎、風疹、麻疹などにより起こります。インフルエンザの場合でも高熱が続き、頭痛が次第に憎悪する事によりインフルエンザ脳炎を起こす事があります。
「高血圧(本態性高血圧)」頭の片側が痛むことがあります。
「急性副腎不全」副腎皮質、副腎髄質から出るホルモンの分泌の多寡により、ホルモンバランスが崩れ、急に太る、急に痩せる、大量発汗、頭痛がする、倦怠感があるなどの症状を呈する事があります。この副腎障害・疾患の代表的なものが副腎皮質機能低下症(アジソン病)です。これが慢性症状を示し、進行すると急性副腎不全になります。副腎皮質機能低下症でホルモン分泌が不足状態下で激しいストレスや細菌感染、手術などにより症状が一気に進行する事があり、嘔吐、腹痛を伴ない、精神錯乱に陥る場合もあります。この場合には、ステロイドの分泌が停止してしまい、体外から緊急にステロイドを補充しなければ生命に関わる場合もあります。異常を感じたら迷わず受診しなければなりません。
「貧血」/鉄欠乏性貧血、出血性貧血(慢性出血性貧血)、その他など
頭痛、めまい、気力の低下などが脳細胞の必要な酸素を補えない結果、起きる。動悸、息切れ、全身倦怠感、疲れ易いなどの症状も訴える。鉄欠乏性貧血はダイエットや偏食などで、慢性出血性貧血では胃潰瘍、胃癌、大腸癌など消化器系の見過ごせない重大な疾患がある場合があります。その他では骨髄造血異常などで赤血球の溶血の亢進などがあり、これが感染症を合併して生命に関わる場合さえあります。
「中耳炎」側頭部や耳の周囲に痛みを自覚します。
「髄膜炎」後頭部に痛みが出て、頭痛や項部硬直などの症状を起こす事が多く、熱の上がり下がりを1週間以上も繰り返します。危険な状況ですので、早急に受診する必要があります。高熱を伴なう頭痛には、細菌性髄膜炎、結核性髄膜炎、真菌性髄膜炎、ウィルス性髄膜炎、脊髄炎などがあります。
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頭部耳部 |
耳の痛み一般 |
「外耳炎(外耳道炎)」耳たぶの付け根が痛くなり、痒みや異物感を感じ、水溶性の耳だれも出ます。外耳道の炎症で耳がズキンズキンと痛みます。耳たぶを引っ張ると痛みは酷くなります。直ぐに受診しましょう。
「中耳炎1」風邪の症状とともに、耳が塞がれた、詰まったような間隔があり、次いで針で刺されたような痛みがおこります。拍動性の耳鳴りなどもあり、耳の奥がズキズキ痛む場合には直ぐに受診しましょう。中耳炎の場合、耳だれが出るばかりではありませんが、化膿性細菌に侵された場合には、膿の圧力により開けられた鼓膜から膿が耳だれとして外耳道に出てくる特徴があります。繰り返していますと難聴が進行する、慢性の化膿性中耳炎になるケースもあります。
「ハント症候群」触るだけで耳が痛む。。痛みを伴ない、耳に小さな発疹や水疱ができます。顔面神経麻痺が起こる事があります。
「航空中耳炎」気圧の変化により、中耳腔の調圧機能の低下から起こるもので、急激に起きる耳の痛み、耳の閉塞感、難聴、めまいなどがみられます。
「潜水中耳炎」スキューバダイビングなどで気圧の変化による衝撃などでおこります。気圧の変化により、中耳腔の調圧機能の低下から起こるもので、急激に起きる耳の痛み、耳の閉塞感、難聴、めまいなどがみられます。
「耳せつ」耳の痛みを放置する事により進行し、激痛、発熱を伴い、耳たぶを触ったり、物を噛んだりするだけで痛みが増してくる。これは外耳道の毛穴が細菌で感染し、小さな粒粒が出来て痛む病気です。膿性の耳だれを確認することもあります。
「丹毒」片側の耳が突然赤く腫れ、寒気や熱も伴なってきます。腫れは進行し、ちょっと触るだけで激痛が走り、更に進行すれば、眼が開けられないほどに腫れあがります。首のリンパ節も腫れ、痛みは酷くなります。丹毒は再発を繰り返すようになる疾患で習慣性丹毒、脳膜炎、急性糸球体腎炎、リウマチ熱、敗血症などを引き起こしてしまう可能性があるため、早急に受診する必要があります。足に静脈瘤のある中年の女性に多く確認されます。
「耳下腺炎」耳の下あたりが急激に痛み、皮膚が赤くなり、熱は全身にまで及ぶようになります。唾液は出ず、あるいは、出ても唾液は量が少なく、色が濁っている場合もある。これは耳下腺が腫れて起こるもので、流行性耳下腺炎になるとウィルスがセ スにまで及び、セ ス炎になる事もあります。おたふく風邪もウィルス性の流行性耳下腺炎です。
「耳性帯状疱疹」触るだけで耳が痛む。痛みを伴ない、耳に小さな発疹や水疱ができます。
「鼓膜炎」耳の痛み、耳の詰まった感じ、痒み、耳だれ、耳鳴りなどの症状がでます。
「鼓膜裂傷」喧嘩などの暴力による外圧や、異物が耳に入るなどで鼓膜が傷つき、破れることにより、起きます。耳の痛み、耳鳴り、めまい、出血などが症状です。圧力により鼓膜が破れない場合は、内耳が損傷を受ける事もあります。この鼓膜が破れずに内耳が損傷を受けるものでは内耳窓破裂症があります。めまい、耳鳴り、吐気、嘔吐などを伴ない症状が悪化します。
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頭部鼻部 |
鼻粘膜が炎症を起こし、鼻全体が痛んだり、頭痛を併発したりします。 |
「肥厚性鼻炎」単純性鼻炎が進行しますとなります。鼻汁、頭痛、頭重、嗅覚異常などの症状が上げられます。
「慢性鼻炎」/単純慢性鼻炎(慢性鼻カタル)、肥厚性鼻炎
「単純慢性鼻炎(慢性鼻カタル)」鼻詰まりが主症状で、粘液性の鼻汁が出ます。寝ていると下側の鼻が詰まる事もあります。鼻の痛みよりも詰まりの方が気になる症状です。
「急性鼻炎」急性鼻炎は風邪のウィルス、ほこり、煤煙、タバコの刺激で、鼻の粘膜に炎症が生じるものです。鼻粘膜の炎症が副鼻腔にまで及ぶ事により、発熱や頭痛を生じます。
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頭部鼻部 |
鼻部の痛み一般 |
「急性副鼻腔炎1」頭が痛くなり、鼻汁が出る、鼻が詰まる、黄色・緑色の膿性の鼻漏が出るなどで、副鼻腔の炎症で粘膜が腫れ、膿汁が溜まります。上顎洞の炎症の場合、頬の痛み、歯痛、篩骨洞の炎症の場合、眼痛、左右の眼の間の痛み、蝶形骨洞・前頭洞の場合、頭痛が起こります。
慢性副鼻腔炎(ご参考にご覧下さい)
「急性上咽頭炎」鼻の奥に痛みを覚え、後頭部、頭頂部も強く痛みます。その他、頸部リンパ節の腫れも起こします。
「鼻せつ」鼻毛の毛穴や傷口などから細菌が侵入し、感染します。鼻の穴の壁が赤く腫れ、熱ももち、シクシク痛みます。鼻詰まりや頭痛、顔全体が痛くなる事もあります。
「慢性副鼻腔炎1」副鼻腔の炎症で粘膜が腫れ、膿汁が溜まります。上顎洞の炎症の場合、頬の痛み、歯痛、篩骨洞の炎症の場合、眼痛、左右の眼の間の痛み、蝶形骨洞・前頭洞の場合、頭痛が起こります。鼻の周りに持続性の痛みがあり、進行すればズキンズキンとした痛みになります。鼻が詰まり、臭い鼻汁が出ます。
慢性副鼻腔炎(ご参考にご覧下さい)
「鼻茸」鼻の穴の奥にできるできもので、痛みを伴い気になります。鼻茸は一度出来てしまうと、殆ど自然消失しないため、受診して治す必要があります。鼻血も伴なう事があります。
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頭部口腔部 |
口の中がしみる、痛む、におう、出血するなど |
「カタル性口内炎」刺激物を飲食する事により、口の中がしみる、痛むなどがあり、軽症のものでも、重症化する事もあります。口の中の粘膜が全体的に腫れて、赤い斑点ができます。口の中の粘膜が赤くなり、ヒリヒリと痛みます。ケースにより口臭が確認される場合もあります。
「アフタ性口内炎」円形の潰瘍が唇、頸の内側、舌などに出来、唾液は粘り、口臭を伴ないます。再発を繰り返す事の多い疾患で、アレルギー、無い分泌異常、自律神経失調症、細菌、ビタミン欠乏などが原因で起こるとされます。チクチクと焼ける様な痛みを伴う潰瘍性のもので、赤っぽい輪の中に白く膜の様な粘膜の爛れが出来るものです。舌、口唇、頬、歯肉などの粘膜にできます。原因は明確に分かっておりませんが、家族性の傾向があると考えられております。(アフタ)
「口角炎」口の両端が切れたり、爛れたりし、口を大きく開けると、口角が裂けて痛み出血もし易い。細菌の感染により起こります。
「水疱性口内炎」ウィルス、細菌などが原因で、口の中に水疱ができて、破れ糜爛状態になるものです。
「壊疽性口内炎」重症の口内炎です。唇や頸の内側、歯茎などが糜爛状態になり、その部位が腐って行きます。はしか、ジフテリア、腸チフスに続発する場合もあります。
「口角糜爛(カラスのお灸)」口の両端が切れたり、爛れたりし、口を大きく開けると、口角(口の両端)が裂けて痛み、出血もし易い。細菌の感染により起こります。
「潰瘍性口内炎」口内に出血、激痛、発熱を伴なうもので口の粘膜に潰瘍ができます。ビタミンの欠乏やインフルエンザ、衰弱などが原因で起きると考えられております。
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頭部口腔部 |
舌部の痛み |
「地図状舌」殆ど痛みはありませんが、まれに舌が痛む事が訴えられます。外観が白と赤のマダラ状の状態が地図の様に見えるためこの様に呼ばれます。
「赤色平滑舌」辛いものなどを食べると舌がしみる感覚が次第に酷くなり、舌は濃赤色になり、何を食べても激痛が起きるようになり、灼熱感を伴なう痛みを感じるようになります。赤色平滑舌は舌の乳頭(触覚、味覚、なめとる)が萎縮し、あるいはついに消失してしまうもので、舌全体が平滑になるため、赤く見える様になります。原因として悪性貧血、鉄欠乏性貧血、ビタミンB2、B6欠乏症、消化管の吸収不良、大腸炎などが考えられております。
「舌痛症」舌に痛みや灼熱感を感じます。特に思い当たる病気はないのですが精神的が原因によるものではないかと、考えられます。中年以降の女性に多く確認される症状です。
「唾液疝痛」まれにカルシウムが固まって出来た唾石により顎下腺が痛むことがある。顎下腺、顎下腺出口に唾液中のカルシウムが固まり、唾石ができてしまう。通常自然排出されるため、大半は大きなトラブルにはならない。
「ハンター舌炎」舌の先端や縁が赤く爛れてきて、焼け付く様な痛みを伴います。口内の粘膜全体が白身を帯びて見える場合も有りますが、これは貧血によるものです。ビタミンB12の欠乏が原因の悪性貧血の初期症状でもあります。
「イチゴ舌」舌全体が赤く腫れ、接触痛とともに熱も出ます。猩紅熱や川崎病が原因疾患であることもあります。
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頭部口腔部 |
歯部の痛み |
「急性壊死性潰瘍性歯肉炎」歯肉が疼く様な痛みを感じます。場合により、顎の骨、顔の骨が侵されることがあり、白血病に罹患している場合には進行が速い為、早急に受診の必要があります。
「歯周病」ジワジワした痛みがあります。歯肉から出血して口臭も強くなります。進行すれば歯がグラグラし、抜けてしまいます。
歯周病(ご参考にご覧下さい)
「歯肉炎」歯肉に炎症を起こし、出来た水疱が破れると、かなり痛みます。体力が低下したり、抵抗力が低下した時などに歯肉炎になり易い。栄養や休息が大切です。
「知覚過敏症」冷たいものなどがしみて痛みを感じます。虫歯は無いのですが、歯茎が後退して根が露出し、歯髄神経が刺激されます。
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頭部口腔部 |
顎部の痛み、口の開閉で顎が痛みます。 |
「唾石症」唾液腺が腫れてしみる様に痛むものでこれは唾液の出口の管の中に石が出来、唾液の流出を止めてしまうためです。
「がま腫」顎の下の方まで腫れても痛むことは無い。唾液腺を塞ぎ、水ぶくれの様に腫れる。
「唾液腺炎」片側の唾液腺が細菌に感染し、腫れて痛みます。皮膚や粘膜が赤くなり、唾液腺周辺が発熱し、唾液が濁る、唾液量が減るなどが自覚されます。
「顎骨骨髄炎」顎骨に病原菌が侵入するために炎症を起こし発熱し、骨壊死にまで至る病気です。早急に受診の必要があります。
「急性リンパ節炎」顎に下などに急にシコリが出来て熱や痛みをともないます。
「顎骨骨膜炎」顎骨・歯槽骨の骨髄に炎症を起こし発熱し、膿が溜まり、腫れる病気です。膿が出るのが自然ですが、この膿が出ない場合は、顎周辺に膿瘍が広がり危険な状態になる場合もあります。
「顎関節症」口を大きく開けられなくなったり、口を開けると顎が痛みます。また、口を開閉する際にもガク、カックン、ザリザリなどの様な関節音も感じます。加齢でなるケースが多いのですが、近年では子供たちにも確認される様になりました。上顎、下顎の接点にある関節円板が傷ついてずれたり変形したりしてなります。顎の筋肉の緊張が、何らかの原因で起き、関節円板が変形すると考えられております。かみ合わせ、睡眠中の歯軋り、食いしばり、顎の使いすぎ、ストレス、膠原病、内分泌疾患などによっても、顎の関節や筋肉が痛む事もあります。
顎関節症(ご参考にご覧下さい)
「コステン症候群」口を開閉すると神経が圧迫されて痛むもので、これは顎関節のズレから起きるものです。噛み合わせの異常、歯の磨耗、義歯の不整合などが要因となります。口の開閉時に、側頭部や顔面、耳の前部分の痛み、更に重症化すると耳鳴り、めまい、片頭痛なども出ます。
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頭部眼部 |
眼部の痛み一般 |
「シェーグレン症候群」涙が出難くなる乾燥症状による眼の異物感、乾燥感、眼痛、充血などの症状が起きます。又唾液が出難いために口の乾燥感、粘膜や舌がひび割れるために痛み、虫歯が増え、耳下腺や顎下腺の腫れも確認されます。多発性関節痛を起こしたり、リンパ腫や腎臓病(低カリウム血症)を併発する事もあります。(「混合性結合組織病」も女性に多いもので、手指の腫れ、レイノー症状で始まり、皮膚の硬化、紅斑、多関節炎、空咳、筋痛や筋力の低下が見られます。全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症の症状が重複して現れ易い病気です。20歳〜40歳代の女性に多い疾患です。)
「ドライアイ」睡眠時、完全に瞼を閉じられていないために、目の表面が乾燥してしまい、起きる場合がある。朝、目が痛くて開けられない事もあります。就寝前に眼軟膏を使用し、目の表面の乾燥を防ぐ事が出来る。専門医と相談して処方してもらう事もできます。
「粘膜炎」{「細菌性粘膜炎」「急性出血性結膜炎」「ウィルス性粘膜炎」「アレルギー性粘膜炎」}眼の粘膜(瞼の裏側や、眼球の一部を覆う透明な膜)に炎症がおき、眼の充血、痛み、痒み、目やにが出るなどの症状が出ます。
「多血症」目やに、眼の痒み、充血、軽い頭痛などがある場合には多血症を疑う必要もあるかもしれません。精神的なストレスや肉体的なストレスが原因の一つと考えられております。
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眼が痛い |
眼の表面がチクチク感じたり、しみるように痛む。白目が充血し目が痛む。 |
「結膜炎」 眼の表面がチクチク痛い場合、結膜炎が疑われます。結膜炎はウィルス感染以外に、化粧品や薬品の刺激、.感染症によっても起こる。眼が腫れたり、充血や目やになどを伴います。インフルエンザなどで、高熱が出る場合などでも確認されます。
「流行性角結膜炎」角膜にも影響を与える結膜炎です。そのため、視力の低下をもたらす事もあり、注意が必要です。流行り目と呼ばれるものです。
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眼が痛い |
眼に異物感を感じ痛む |
「電気性眼炎」「雪眼炎」「角膜炎1」「角膜輪部フリクテン」「虹彩炎1」急に目が痛み出し、明かりに目を開けられないほどの痛みを感じ、涙も止まらない辛い状況になります。電気溶接の目の防具を付けずに溶接をしたり、日焼けルームで肌を焼く時に目をやられる事もありますし、スキーをする時にゴーグルを付けないなどで目に障害を受けてしまう事もあります。
「角膜糜爛」{「コンタクトレンズ障害」、「糖尿病」}角膜に傷が付く角膜糜爛はコンタクトレンズ障害など外傷によるものや、糖尿病、アレルギー反応、目薬による副作用などがあり、角膜の損傷は、失明に繋がる可能性もあるため注意が求められます。
「細菌性角膜潰瘍」「角膜真菌症」「角膜ジストロフィー」眼痛、充血、角膜の混濁(にごり)が確認されます。
「逆さまつげ」{睫毛内反症}逆さまつげの場合も眼に異物感があります。眼がゴロゴロして痛み、目やに、充血、涙も出ます。下まぶたの皮膚過剰が原因で、睫毛の方向が乱れる睫毛乱生や、眼瞼内反といわれる瞼の縁が眼球側に彎曲しているために眼に触れてしまう事により刺激を起こし、眼に傷をつけてしまう可能性のあるものがあります。(羞明もご参考にご覧下さい。)
* 羞明(参考資料);明るさの光に過敏な状態をいいますが、子供さんの場合、光に対して目を細めるような場合全てをまぶしいと解釈される傾向にあり、その最も多い原因は角膜疾患(逆さまつげ、異物、外傷などの角膜障害)です。その他、アレルギー性結膜炎などの眼球刺激病変によっても羞明を訴える事も多々あります。羞明にはその他にも、交際の色素が薄い白子症、無虹彩、ブドウ膜炎、白内障、緑内障網膜色素変性症、間欠性外斜視、片目つむり、髄膜炎、脳炎、心身症などでも生じます。
「角膜炎」{「表層角膜炎」「角膜ヘルペス」} 眼に異物感がある場合は、角膜炎が考えられる。角膜が炎症を起こしている場合には強い痛みや異物感が常にあります。
「乾性角結膜炎」涙の分泌量が低下するため、眼の異物感や乾燥感、充血を起こします。中高年の女性に多い特徴があります。
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眼・頭が痛い |
頭痛を伴ない、眼球が痛い |
「眼窩腫瘍」眼球が痛み、突然あるいは徐々に眼球が突出してきます。瞼や結膜が充血したり、眼が激しく痛んだりするのは、眼窩腫瘍の可能性を考えておく必要性もあります。涙腺や視神経、血管やリンパ管筋肉、脂肪骨など眼窩内の組織に腫瘍が出来るためです。悪性の場合には眼球が急激に突出し、その前後に眼痛、頭痛、瞼あるいは結膜のむくみ、充血、眼球運動障害、視神経障害など様々な重大な症状が出現します。
「眼精疲労」、「緑内障」 頭痛を伴って眼球が痛い場合は、眼精疲労の可能性も考えられます。胸のムカツキや嘔吐を伴う場合は緑内障の危険性があるため注意が必要です。
緑内障(ご参考にご覧下さい)
「VDT症候群」眼精疲労の場合には目の正常な人と、目に異常のある人で少し症状が異なります。目の正常な人の場合には目の疲れや痛みを覚える場合でも作業を停止する事により、やがて治まってきますが、異常のある人の場合(遠視、老眼、乱視などの眼鏡が合わない、潜在性斜視、眼筋麻痺などの屈折異常の場合、結膜炎、緑内障などの目の病気の場合、低血圧の場合など)は同じ作業をしても、目の疲れや痛みが生じやすいので、早急の受診と適切な処置が必要になります。進行しますと首、肩、腕、手指のこりや感覚異常があらわれ、頭痛、不安、イライラ、鬱状態などの心身症状が生じる事があります。
(VDT;Visual Display Terminals)
「原田病」眼痛、頭痛、耳鳴りを伴ない髄膜炎を合併し易い。悪性のケースであれば、眼球摘出もある重大な疾患です。眼を休ませる事や、全身安静も大切です。
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眼が痛い |
目が痛む、白目が充血している、炎症を起こしているなど |
「化粧品1」アイメーク/まぶたにはマイボーム腺という皮脂腺が存在します。分泌される皮脂成分が涙の蒸発を防いで安定させる重要な働きをします。この出口はマツゲより内側の粘膜部分にあります。開口部を塞ぐアイメークは、涙の油層の状態が悪化してドライアイの原因になる可能性も指摘されている。クレンジング剤が目蓋と眼球の隙間の結膜嚢に入る恐れもあります。最終的に眼球の角膜上皮などに障害が出る恐れもあります。
「化粧品2」コンタクトレンズを化粧品で汚染してしまう。@涙に溶け出した化粧品やクレンジング剤の成分が付くA化粧の際に誤って付着させるB化粧品などが手に付いた状態でレンズを扱うC化粧を落とす際に結膜嚢に入る。酸素透過性のレンズ(シリコーンハイドロゲルレンズ)の場合脂質と親和性のあるシリコーンが化粧品などの成分も吸着してしまう可能性がある。汚れが浸透し変性するレンズもあると報告されている。レンズ表面にプラズマコーティング処理をしたレンズはこの影響は認められないとしています。
「ブドウ膜の炎症」 目が痛くて白眼が充血している。まぶしさを感じ、視力が落ちている場合にはブドウ膜炎の可能性を疑います。早めに眼科をたずねる事が大切です。
「ベーチェット病」眼のブドウ膜炎を始め、口内粘膜、.部に繰り返す潰瘍、皮疹、皮下血栓性静脈炎などの病変を起こす全身性の炎症性疾患です。失明率は高く、中枢神経や血管、腸管の病変による死亡も多々確認される問題の疾患です。20〜40歳代に多く確認されます。口腔内アフタ(口腔内に出来る潰瘍で、滲み出て痛い)
「網脈絡膜炎」視力が落ち、黒い点が視野に動いて見える。
「虹彩毛様体炎」眼が充血して痛み、視力が落ちた。
「虹彩炎」眼が充血して痛み、まぶしいが、目やには出ない。
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眼・頭が痛い |
突然眼が痛くなり締め付けるような頭痛を伴ない、症状から他の病気と間違える事もある。
緑内障(ご参考にご覧下さい) |
「緑内障1」 突然の眼痛と頭痛があり、急激に視力低下があるようなら、緑内障を疑う。すぐに適切な治療をしなければ失明の危険もある。家族に発症者がいる人は要注意。高齢者で早朝に激しい頭痛に襲われ、悪心、嘔吐なども伴なう事もあり、他の病気と間違える事もある。急激な視力低下、結膜の充血、虹視(明かりを見ると虹がかかっている様に見える)、眼球は硬くなり、角膜が濁ってくるので失明の危険があります。眼圧が高くなると視神経は圧迫され、角膜は混濁して、瞳孔が緑色がかって見えるため、昔からあおそこひとも呼ばれております。正常眼圧は10〜21oHgです。緑内障には閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障があります。高齢者は閉塞隅角緑内障が多く確認されます。慢性の緑内障では視野が内側(鼻側)から徐々に狭くなったり、まぶしさを異常に感じたり、涙が多い、瞼が痙攣するなどの症状も確認されます。普段から注意しておく必要があります。ストレスや糖尿病は緑内障を悪化させる要因と考えられております。
「緑内障2」目の内側の眼圧は房水により一定に保たれておりますが、何らかの原因でこの房水の流れに異常が生じる事により、眼圧が高くなり視神経を圧迫します。これにより成人はうるみ、かすみ、痛み、疲れを訴えます。
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瞼が痛む |
瞼の痛みを訴えます |
「眼部帯状疱疹」瞼、眼に痛みを感じるものが1〜2週間持続し、その後発疹ができ、更にそれが水疱になる場合もあります。三叉神経の第1枝(視神経)、第2枝(上顎神経)に生じます。
「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」瞼に玉の塊のようなものが出来、痛んだり、あるいは痛みも何もない場合もあります。瞼の分泌腺が詰まり、汗や脂肪の塊が出来てしまい、炎症を起こします。
「眼瞼炎」「眼瞼縁炎」「眼瞼皮膚炎」瞼の縁が痛がゆくなるものが眼瞼炎です。体質的な原因により起こる瞼の炎症で、細菌、ウィルス感染、化粧品、薬品のアレルギー、あるいは湿疹などがその要因にあげられております。睫毛の根元に炎症が起き、化膿するものです。
「麦粒腫(ものもらい)」瞼が赤く腫れ、痛みを伴います。汚れた手で眼をこすったりして、菌が侵入した結果、炎症を生じるものです。瞼の汗腺や脂腺に細菌が感染するために、瞼が痛がゆい、腫れる、目やに、涙が出るもので、酷ければ切開し、膿を出さなければなりません。
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肺部 |
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「自然気胸」比較的軽い動作なのにそれをきっかけとして突然胸が痛くなり、息苦しくなる。肺の膜の薄い部分(ブラ)が破れるために空気が漏れ、胸腔に溜まり、正常な呼吸運動が出来なくなるため。軽度の場合には、胸の痛みや息苦しさはほんの4〜5分程度で消失する。検査による診察が可能です。90%は20歳前後の痩せ型の男性が多いとする報告もあります。
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背中下側 |
左脇腹から背中にかけて痛む |
「ガス・ペイン」 左の肋骨の下の脇腹や背中側の痛みは、多くの場合大腸の脾彎曲部で、空気や便が溜まり痛みを感じる。腸にガスなどが溜まるために起きる痛みはガス・ペインと呼ばれる。この彎曲部は左側に曲がりくねっているために痛みが比較的左側に起きやすい。(左側のみならず右側にも起きます。)便秘に伴って起きる事が多い。この部分には脾臓があります。
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背中上側 |
肩甲骨に極めて近い部位の痛み |
「内臓の病気」内臓の病気が痛みとして身体の表面の思わぬ部位に現れる事がある。
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背中全体 |
背中全体が痛む |
「肺の炎症」咳を頻繁に伴い、背中全体が痛い場合は肺が炎症を起こしている可能性があります。喫煙・肺癌には注意が必要です。背中が痛くても、咳が出ない場合は肺の病気の可能性は低いと考えられます。
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背中 |
逆流性食道炎(ご参考にご覧下さい) |
「食道炎」食道の粘膜に炎症を起こしている様なケースの場合には、空腹時に痛みが酷くなります。
「急性食道炎」細菌の感染や化学的刺激や物理的な刺激は、急性食道炎の原因になります。
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胸・背中 |
胸骨後ろ側の痛みや背中側が痛む様に感じる |
「逆流性食道炎」胃の手術を受けた人や食道裂孔ヘルニアの人に多い病気で胃液や十二指腸液が逆流するものです。酷い胸焼けや嚥下障害などの症状が同時に出て背中が痛む様に感じます。個別ページ
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背中・胸 |
突然、背中から胸にかけての激しい痛み |
「狭心症2」(個別ページ)、「心筋梗塞1」(個別ページ)、「大動脈瘤」 |
背中 |
背中への痛みの拡散 |
「狭心症1」(個別ページ)心臓の後の部分で発生する突然の痛みが背中に拡散する厳しい疾患です。いきなり締め付けられるような激しい痛みとなる。発作は治まるとケロリとするほどの落差があります。
狭心症(ご参考にご覧下さい)
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背中 |
背中の痛みが強い |
「解離性大動脈瘤」背中の側の痛みが強い、発作が起きれば命に関わる激しい痛みで一刻の猶予もありません。通常痛みは前兆があり、痛みを少しずつ感じ始め、短い痛みが頻繁に起きる様になります。症状は心筋梗塞に類似している。
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背中下部 |
叩くと響く様な痛み |
「急性腎盂腎炎」肋骨と腰椎の間の部位が痛む、殴打痛があり、熱も持っている。腎盂に細菌が感染して炎症を起こす。血液性は細菌が血液から侵入するもの。尿路性は尿道尿管から細菌が侵入するもの。尿路性が多く、女性の場合は膀胱炎が多発する。(腎盂腎炎もご参考にご覧下さい)
関連検査値・基準値 尿PH、尿蛋白、尿潜血、尿沈渣、血清マグネシウム
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腰・背中 |
ジワジワした痛みが多い |
「胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍」は胃の周辺やお腹だけでなく腰や背中も痛む事がある。
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腰・背中 |
空腹時の痛み |
「十二指腸潰瘍・食道炎」お腹だけでなく腰や背中も痛む事がある。多くの場合は過酸症(酸の出すぎ)が原因です。
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腰・背中 |
食後の痛み |
「胃潰瘍・胃炎」お腹だけでなく腰や背中も痛む事がある。食後30分から1時間くらい経過してから痛みが起きる事が多い。
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腰部 |
激しい痛みに襲われ、一時的に腰が動かせなくなる |
「ギックリ腰」突発性腰痛症と呼ばれ、腰の周辺が肉離れや捻挫を起こして、激しい痛みに襲われ、一時的に腰が動かせなくなる。中腰で重い物を持つ時や、不自然な姿勢、身体を捻った時などに自覚します。痛みを抑えるためには安静が第一です。腰の周辺の筋肉や靭帯が敏感に痛みを覚えるために、激痛を感じます。腰を動かせなくなったり、足が痺れたりします。筋肉・靭帯の損傷、腰椎の捻挫、椎間板ヘルニア、骨粗鬆症のために起きる圧迫骨折などが原因で起こります。
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背中 |
食後の痛み |
「胆石」お腹だけでなく背中も痛む事がある。脂っぽいものを食べて、30分から1時間くらい経過してから急激に痛みが起きる。特に右季肋部に突然、締め付けるような痛みに襲われます。石が通ってしまうと治ってしまう。胆石の30%は無症状(サイレントストーン)と考えられております。しかし、胆石が移動したり炎症が起こりますと激しく痛みます。
「胆石疝痛」暴飲、暴食、過労などが誘因となる右季肋部の痛みで、発熱、黄疸を伴なう事もしばしばあります。
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背中神経 |
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「脊椎過敏症」何らかの原因で脊椎周辺の神経が過敏になり、背骨のゴツゴツした部分(棘突起)あたりに触れると痛みが走る。
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右季肋部・右肩 |
腹痛から右季肋部の痛み。発熱を伴う黄疸、右肩へ広がる場合、直ぐ受診して下さい。 |
「急性胆嚢炎1・胆管炎1」殆どがコレステロール、ビリルビンを主成分に生成された胆石が胆管を塞いで起きる。発熱や腹痛、黄疸などの症状が現れ炎症が始まる。痛みが右季肋部から、右肩に広がって行くと危険で、命取りになる事もあるため、注意が必要になります。熱を伴う黄疸は直ぐ受診して下さい。胆汁の流れが悪くなり、腸内細菌が逆流して起きる感染によるものです。
「急性化膿性胆管炎1」細菌が血液中に侵入する事により起きる敗血症、意識障害は重大な影響を及ぼす事がありますので注意が必要です。
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乳房部 |
乳腺症(ご参考にご覧下さい) |
「乳腺炎」「急性化膿性乳腺炎」「急性鬱滞性乳腺炎」乳腺炎には急性と慢性があり、急性のものは殆ど急性鬱滞性乳腺炎です。
「急性鬱滞性乳腺炎」は母乳が乳腺に溜まり、それを赤ちゃんが上手に飲めない様なときに乳房が腫れ、熱を持ったり、痛んだりします。母乳は乳頭や乳房をマッサージし、母乳の出をよくして、あまった乳汁は搾乳器などで綺麗に出すようにしましょう。
「急性化膿性乳腺炎」は赤ちゃんに噛まれるなど、何らかの原因により、乳首に出来た傷から細菌感染を起こしてしまうもので、急性鬱滞性乳腺炎より激しい症状です。乳房が腫れて痛み、乳頭からも膿や血液が出る様になります。高熱や悪寒・震えを伴う場合もあります。膿を吸出し、冷湿布で冷やし、抗生物質・消炎剤を服用する場合もあります。
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上腹部 |
みぞおちに痛みを感じる |
「胆嚢炎」黄色の液を嘔吐し、激しい腹痛を呈する場合には胆嚢炎を疑う必要があります。
「胃酸過多1」胃酸の分泌が盛んで、胃液中の酸性度が著しく高くなるために痛みを起こします。
「十二指腸憩室」腸の内壁の圧力が、加齢などが原因で亢進してしまう、食生活が原因で腸管壁の機能低下などにより腸壁に小さな憩室が出来てしまうために痛みを起こします。
「急性胃炎」刺激物や酒などを暴飲暴食をはじめとして、汚染食品を摂取してしまったり、薬物を飲んでしまったりして炎症を起こしてしまうために起こります。
胃炎 慢性胃炎 (ご参考にご覧下さい)
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上腹部 |
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「慢性肝炎」上腹部の圧迫感や鈍痛を伴ないます。
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上腹部 |
ゲップ、ムカツキ、吐気、上腹部痛、吐血
胃炎(ご参考にご覧下さい) |
「急性外因性胃炎」/
「食中毒1」→大腸菌などの汚染食品、飲料水の飲食
「食事性胃炎」→胃の粘膜を刺激するものの飲食による
「薬剤性胃炎」→アスピリン、抗炎症薬、抗生物質などの服用による
「腐食性胃炎」→強酸、強アルカリなどの誤飲により胃の辺りに激痛を覚える。吐血し、死亡する事もある。
「急性内因性胃炎」/
「アレルギー性胃炎」→アレルギー反応を起こす食品を摂取してしまう
「細菌・毒素による胃炎」→体内に侵入した法定伝染病の細菌が出す毒素により胃炎を起こす
「化膿性胃炎」→細菌感染により胃の内壁に生じる炎症で発熱を伴なう。
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臍周辺・腹部全般・下腹部 |
食後の急激な激しい腹痛、下痢、嘔吐など |
「食中毒」食後短時間で、下痢、吐気、嘔吐、激しい腹痛、発熱を覚えるような場合には、食中毒を疑います。細菌(サルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌など)が原因で起きるものと、細菌による毒素(黄色ブドウ状球菌、ボツリヌス菌など)が原因のものがあります。生肉はサルモネラやカンピロバクター(発熱、血便)、生魚は腸炎ビブリオ(食後6H〜18H、嘔吐、水様下痢便)、寿司では黄色ブドウ球菌(食後1〜8H)、保存食品ではボツリヌス菌(食後5〜24H、視力障害、眼筋麻痺、涙、分泌低下、呼吸筋麻痺)による中毒です。重症の場合は直ぐ受診して下さい。
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みぞおち |
脂分の多い食事の後など、胃が痛くなる。空腹時に酷い胸焼けを起こし、みぞおちが痛む |
「胃酸過多症」食後2〜3時間たつと胃のあたりがムカムカと不快感に襲われ、胃が痛くなる。脂分の多い料理を食べるとその感が強い。空腹時に酷い胸焼け感を覚え、みぞおちの辺りが痛くなる。胃酸過多症は神経質な人、精神的に疲れている人、憂鬱な精神状態の人に起こり易い。飲酒、喫煙、早飯食い、香辛料料理、熱すぎたり、冷たすぎたりする飲食物など嗜好品も原因ではないかと考えられております。胃炎や胃潰瘍でも起こる。類似疾患では胃液分泌過剰症、間歇性分泌過剰症、食餌性分泌過剰症などがあります。
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左下腹部 |
左下腹部に痛みを感じる |
「腸炎」「大腸癌」腸骨より上で、左の下腹部が痛む場合には腸炎、大腸癌の可能性があります。痛みはジワジワしたものですが、排便によりスッキリするのが通常です。排便により改善しない様ですと大腸癌の可能性があります。大腸癌の場合には便が細くなります。 |
下腹部 |
頭痛、目まい、腰痛、疲労感、無気力感、衰弱感 |
「胃アトニー」胃下垂に胃の筋肉低下が加わり様々な症状を呈します。直接的な症状では胃もたれ、食欲不振、食道違和感、便秘などが確認されます。全身症状では頭痛、目まい、腰痛、疲労感、無気力感、衰弱感などが確認されます。
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下腹部 |
便秘が続いていたが、ある日突然、猛烈な腹痛に襲われる |
「脳脊髄腫瘍」
「髄膜炎」
「結腸癌」
「直腸癌」
便秘には{機能性便秘}@弛緩性の便秘A痙攣性の便秘B我慢状態の環境下で起こり易い便秘C自律神経系の異常によるものと{器質性便秘}@神経障害によるものA内臓障害によるもの/結腸癌・大腸癌などB脳脊髄腫瘍、髄膜炎などの脊髄疾患によるものや事故による神経の損傷や薬剤、麻薬が原因のものがあります。
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下腹部 |
腹痛
クローン病(ご参考にご覧下さい) |
「クローン病」限局性腸炎ともいい、小腸、大腸、胃などの消化管に炎症を起こします。最悪の場合には腸が腐ります。潰瘍が腸に沿って飛び飛びに出来たり、皮膚や眼、関節にも病変は確認される事があり、再発を繰り返す難しい病気です。 |
下腹部 |
腹痛
虚血性大腸炎(ご参考にご覧下さい) |
「虚血性大腸炎」腸粘膜の血液の巡りが悪くなるために起きる。加齢が原因の動脈硬化、糖尿病、心臓病などにより血流に問題を起こし発症する。腸の血流の低下が原因で、腸の組織が酸素不足に陥り、一部が壊死し、糜爛や潰瘍を生
じる疾患です。
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下腹部 |
いきなりの激痛 |
「腸閉塞」いきなりお腹が痛くなり、お腹が張り、吐気があり、便意を催しても便が出ず、7転8倒の苦しみを味わう。腹部膨満感、嘔吐、仙痛発作、便秘などの症状が出る。一刻の猶予も無い緊急事態です。
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下腹部 |
突発的激痛 |
「腸重積症」乳幼児(2歳程度まで)には腸閉塞の一種、腸重積症による下腹部激痛があります。腸の一部が腸の中にかぶさり、入り込んだ状態で、便の流れが止まり、腸閉塞と同様の状態になります。小腸と大腸との境目に起き易い。殆ど原因不明
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下腹部 |
腹痛 |
「腸結核」便意を催しても出ず、微熱が続き、腹痛、発熱、下痢、疲労感、体重減少などの症状を示す。結核菌により起こす病気
右下腹部を押して痛みを感じたり、塊のようなものに触れる場合、腸結核の可能性があります。腸結核になる人の大半は肺結核罹患の方が多く、これは結核菌を含んだ痰を飲み込んでしまっているためです。
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下腹部 |
腹部の激痛 |
「虫垂炎」「憩室炎」進行してしまうと穿孔による激痛に襲われる。激しい腹痛、悪心、嘔吐など7転8倒の苦しみが襲い、非常に危険です。痛みが持続的に続く場合には早急に受診を。
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右下腹部 |
締め付けられる様な激しい痛み |
「虫垂炎」右下腹部に、吐気を伴い、きゅっと締め付けられる様な激しい痛みを感じる。間欠的な疝痛(差し込み)や波状的にくる陣痛様の痛みがある。みぞおちから下腹部にまで痛みが下りてくるには多少、時間(数時間)がかかります。吐気を伴い熱も出る。大半の痛みはマクバーニーの圧痛点に痛みが走る事から始まる。その他には胃の周辺部が痛み出して、これが次第にマクバーニーの圧痛点に移る。
虫垂炎(ご参考にご覧下さい)
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右脇腹部 |
痛みは激しく疼く様な状況となり、危険 |
「腹膜炎」虫垂炎の痛みを我慢した挙句に虫垂が破れて腹膜炎になることがある。激しく疼くような痛みに襲われ、腹壁は板の様に固くなることがある。時間が経過するにつれ、嘔吐は激しくなり、腹部膨満、悪寒、意識混濁、呼吸障害、血圧低下などを引き起こし、臓器不全にも陥る事があります。こうなってしまうと非常に重篤な状態になります。
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右下腹部 |
突発的激痛 |
「腹膜穿孔」急性虫垂炎破裂、腹部膨満感がある。緊急事態
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腹部全般 |
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「肝炎」ゲップ、嘔吐、腹痛を伴なう。
「急性腹膜炎」胃潰瘍・十二指腸潰瘍の進行による穿孔、腸の穿孔、胆嚢の穿孔、膵炎、卵巣炎、外傷などにより細菌や血液などの異物が腹腔内に入り、炎症を起こして、強い痛みを感じるもの
「空気嚥下症」ゲップ、嘔吐、腹痛を伴なう。
「膵炎」ゲップ、嘔吐、腹痛を伴なう。
急性膵炎(ご参考にご覧下さい)
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下腹部 |
下腹部が痛む |
「腎盂炎」尿道や膀胱の感染が腎盂に拡大したもので、下腹部が痛みます。
腎盂腎炎(ご参考にご覧下さい) |
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子宮部 |
下腹部が重苦しく痛み排尿後に激しい痛みや出血 |
「子宮頸管炎」女性の場合は尿道が短く、膀胱炎になり易い。膀胱炎などの場合には微熱が続きますが、高熱になった場合には子宮頚管炎の可能性があります。膀胱炎は、下腹部が重苦しく、残尿管があります。進行すれば、排尿後に激しい痛みや出血があります。子宮頸管に淋菌や大腸菌が侵入して炎症をおこします。
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子宮部 |
急激な下腹部激痛 |
「茎捻転」卵巣膿腫による卵管の茎捻転で下腹部に急激な激しい痛みが持続する。お腹が張る感じや、軽い下腹部痛を感じている場合がある程度で、茎捻転を起こす事により、突然の悪寒、嘔吐、激痛に襲われる。
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子宮部 |
急激な下腹部激痛 |
「子宮外妊娠」前兆も無く突然起きる下腹部激痛。子宮腔以外の卵管などに着床してしまうもので、卵子の発育により卵管流産や卵管破裂を引き起こす。
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膀胱部 |
排尿後にピリピリとした激痛が走り、血尿が出る事がある |
「膀胱炎」排尿後にピリピリとした激痛が走り、血尿が出る事がある。尿は近くなるのに尿量が少なく、出た尿は濁っていたりする。下腹部が重苦しく残尿管がある。進行すれば、排尿後に激しい痛みや出血があります。膀胱炎が進行してしまうと急性腎盂炎になる事もあるため、注意が必要です。
膀胱炎(ご参考にご覧下さい)
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膀胱部 |
激しい苦痛にのたうち回る |
「尿閉」/「前立腺肥大症」「尿毒症」「尿路感染症」「前立腺癌」
尿閉は激しい苦痛にのたうち回ることになる疾患ですが、尿閉に至るまでに注意しなければならない疾患があります。それは排尿困難などで自覚する前立腺の障害や疾患です。前立腺肥大症は尿道の周囲にある腺が肥大するものです。年齢が加わるほど発生頻度の高くなるものですが、勢いが弱まり、残尿感があれば、危険信号です。残尿が酷くなれば尿毒症や尿路に細菌が侵入して尿路感染症(嘔吐、下痢などから昏睡状態に)を引き起こす事もあります。前立腺肥大症の問題として前立腺癌との見極めがあります。進行段階で前立腺肥大症と症状が極めて類似していますし、初期は殆ど無症状です。前立腺癌の場合には前立腺肥大症と異なり、症状が現れた段階では、相当進行している場合が少なく有りません。更に前立腺癌は転移し易い性質も持っております。排尿困難、スッキリしない様であれば即刻、専門医に。
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食道部 |
胃から心臓のあたりが焼けるように痛む |
「食道炎1」胃から心臓のあたりが焼けるような痛みに襲われ、直ぐにその痛みが治まる場合、食道炎の可能性があります。酸っぱいものが逆流したり胸焼けなども伴う事も多い。心臓が悪いのではないかと間違える事が多々ある。
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胃部 |
胃から心臓のあたりが焼けるように痛む |
「胃炎1」胃から心臓にかけて焼ける様な痛みが続く場合、胃炎、胃潰瘍、胃癌も疑う必要もある。
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.部 |
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「.潰瘍」
.部にできる潰瘍全般を指します。.ヘルペスやベーチェット病が原因の場合には水疱が破れて、潰瘍になり、激しく痛みます。原因不明の急性.潰瘍もあります。若い未婚女性や病弱な人によく確認されます。.部や膣下部に円形あるいは、楕円形の表面は灰黄色のカサブタに覆われた潰瘍になります。
「.炎」感染性.炎と非感染性.炎がある。
.部に炎症が起きます。湿疹が出来、赤く爛れ、ヒリヒリとした痛みと、激しい痒みを伴ないます。排尿時や時にも酷く痛みます。.部が不潔になってしまうと、なり勝ちです。.部は湿り易く、ナプキンなどでも刺激を受け易い部位です。尿・便などで汚染され易いので注意しましょう。感染性.炎は乱暴ななどで傷つけられますと、底から細菌感染し易く注意が必要です。原因菌を突き止めて、抗生物質やヒスタミン剤、抗炎症剤などを用います。一方、非感染性.炎は、下着による摩擦、石鹸・薬品かぶれ、アレルギー、股ズレ、糖尿病などが原因になります。原因を取り除き、痒み止めの軟膏や副腎皮質ホルモン剤などを用います。
「萎縮性.炎」
更年期以降のエストロゲンの分泌が減少する世代の人に起こります。痒みを伴なうため、掻きすぎが原因で、炎症を起こしてしまうものです。痒み止めの軟膏や副腎皮質ホルモン剤などを用います。
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ペニス部、子宮・膣部 |
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「月経困難症」月経が始まり2〜3日目の量の多い時期に、下腹部鈍痛、ひどい月経痛、腰痛、頭痛、むくみ、精神的不安定などがおこります。器質的月経困難症は臓器自体の障害で起こるもので、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮後屈癒着などの臓器がその障害臓器です。一方、臓器などに特段の異常が見つからないものは機能的月経困難症と呼ばれ、女性ホルモンのバランス異常、子宮筋を収縮させるプロスタグランジン(陣痛を促進するホルモンと同じ)の過剰産生、精神的要因などが原因に上げられます。更年期になるとホルモン分泌が減って、子宮内膜が剥がれる時に剥離痛が起きることもあります。月経困難症は妊娠や出産がきっかけで消失する人もおります。
「尿道炎」排尿時のセ スが痛むのは尿道炎の可能性があります。男性の場合、尿道炎の原因は殆ど性病で、淋病による淋菌性尿道炎やクラミジア感染症による尿道炎です。淋菌性の尿道炎の潜伏期間は短く、一日程度で尿道が痛み出します。初期は排尿時に痛むものが、進行するにつれ常時痛む様になります。そのうち、膿も出る様になります。女性の場合は、無症状で感染に気が付かずにをして、感染を広げる可能性があります。パートナーがこの病気に罹患している場合には、自分も感染していると自覚し、早急に受診しなければなりません。
「月経前緊張症(PMS)」月経が始まる前に様々な異常が、月経の10日〜2日、3日ほど前から起こりますが、月経が始まるとその症状は消失します。精神状態の不安定、不眠、イライラ、頭痛、むくみ、下腹部や腰の重苦しい感じ、下腹部痛、乳房が張る、乳房痛、その他、便秘、下痢、肩凝り、だるい、熱っぽい、眠い、ほてり、めまい、吐気、しびれ、耳鳴りなどがあります。ホルモンバランスが悪いためと考えられております。喫煙家、愛煙家、コーヒーをよく飲む、間食が多い人は月経前緊張症が重いという考え方があります。
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ペニス部、膣・.部 |
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「尖圭コンジローム」「ヘルペス」男性の場合、セ スの腫れ、痒み、女性の場合陰部の痒み、爛れ、おりもので痛みの無いしこりや発疹が出来た場合には要注意
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セ ス部 |
セ スや.が傷む |
「セ ス炎」セ スや.が傷む場合はセ ス炎を疑います。おたふく風邪などに罹りますと、数日後に突然.が赤く腫れて痛み、発熱する。流行性耳下腺性セ ス炎は成人になってから罹患しますと、ウィルスがセ スにまで及び、セ スが痛む。男性不 妊症になる事もあります。
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セ ス部 |
.部が腫れ、痛みは強く、高熱・悪寒が続きます。 |
「急性副セ ス炎」「急性セ ス炎」は.感染や尿路感染などで罹患します。.部が腫れ、痛みは強く、高熱・悪寒が続きます。鼠蹊部にも痛みが広がったり、.部が大きく腫れ上がる事もあります。
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ペニス部、膀胱部 |
セ ス中に痛みを感じる |
「カンジダ感染症」セ ス中に痛みを感じるのは尿道に炎症がある事が多く、男性の場合はカンジダ感染症か膀胱炎です。もセ ス痛を感じる事が多い。口腔内や膣、皮膚などに寄生する真菌(カンジダ)が原因で起こります。男性でカンジダ性.炎の場合には糖尿病も疑われます。
カンジダ膣炎(ご参考にご覧下さい)
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ペニス部、腰部 |
セ ス中に痛みを感じる |
「前立腺炎」セ ス中に痛みを感じる場合で、比較的年配の男性の場合には、前立腺炎が考えられます。前立腺炎は前立腺の中に細菌が侵入して炎症を起こすもので、慢性の尿道炎の時によく確認される。排尿痛、腰痛、排便痛などがあります。前立腺炎の場合は排尿時痛、排尿後の不快感、頻尿、.から.部にかけての不快な重圧感、腰や大腿部の鈍痛などがあり、急性なら発熱をも伴います。
前立腺炎(ご参考にご覧下さい)
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膣部 |
セ ス中、痛みを感じます。 |
「膀胱炎1」女性で膀胱炎が酷い場合には、痛みでセ スが出来ません。膀胱炎になり易い人は、水分摂取量を増やし、排尿量を増やし、オシッコは我慢しないようにします。セ ス後は直ぐに排尿し、菌の侵入を防いだり、局部をきれいにする様に心がけましょう。
「膣炎」クラミジアや淋菌などの感染が原因の可能性のあるもので、セ ス中、痛みを感じます。
「萎縮性膣炎(老人性膣炎)」
更年期以降の女性に多い膣炎で、閉経し卵巣機能が衰えエストロゲンの分泌が減少すると卵巣や子宮と共に膣の粘膜も萎縮し、潤いがなくなるため、ちょっとした刺激でも傷付き、セ ス痛も感じる様になります。出血する事もあります。
「カンジダ膣炎」真菌の感染により白いオリモノが確認されます。.炎を併発しますと激しい痒みが出ます。
「トリコモナス膣炎」トリコモナス原虫が原因で、黄色味を帯びたオリモノ(泡状で臭気がある)が出て、痒みを訴えます。パートナーと同時に治療致しませんと、再発を繰り返し、完治しません。
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子宮部 |
炎症が広がると下腹部痛、腰痛などを起こします。 |
「子宮頸管炎1」子宮頸管に淋菌や大腸菌などが侵入して炎症を起こすもので、炎症が広がると下腹部痛、腰痛、頻尿排尿障害などを起こし、不 妊症の原因にもなります。(クラミジア・トラコマチスという病原微生物などによる感染も原因になります。)オリモノが顕著に増加し、急性の場合には緑黄色、慢性では粘り気のある白色になります。
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.浅部 |
排便時は特に痛み、辛いものもあります。
痔疾(ご参考にご覧下さい) |
痔は最初は、潜血が出血するだけで痛みを伴わない場合もあります。出血の仕方はペーパーに少し付く程度から、ポタポタと便槽に落ちたり、ほとばしる程に出血する場合もあります。回数も病状が進行する程に増加します。お尻の穴の周辺がとても痛く、排便時は特に痛み、辛いものもあります。便秘にならない食生活が必要です。アルコールや辛いものなども好ましくありません。
「裂肛1」.の皮膚粘膜が裂けたり、潰瘍が出来るもので、いわゆる切れ痔です。痔核の次に多いものです。
「痔瘻2」直腸・.部の感染症で、.周辺膿瘍は直腸、.周辺に膿が溜まるものです。それが進行する事により管が出来てしまう状態が痔瘻です。
「痔核1」痔の中で最も多発します。いわゆるいぼ痔です。直腸末端と.に集まる静脈が膨らんでしまいます。
「かんとん痔核」痔核が外に飛び出してしまい、元に戻らない状態になってしまいます。.の括約筋で締め付けられ、血栓を作ってしまいます。
「脱肛」.、直腸の下層の粘膜が.の外に飛び出してしまう状態です。
「.ポリープ」同様に.が排便時痛みます。
「.癌」赤黒い血液が、分泌物を伴なってでます。その痛みは強烈で脳髄に響く程と表現されます。.周辺に膿瘍がある人が炎症を繰り返している程、罹患の可能性は高いと考えられております。
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.深部 |
排便時は特に痛み、辛いものもあります。 |
「痔瘻1」直腸・.部の感染症で、.周辺膿瘍は直腸、.周辺に膿が溜まるものです。それが進行する事により管が出来てしまう状態が痔瘻です。
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肩深部 |
肩が凝り、痛む |
「腕神経叢症候群」腕の神経が集まっている部位が圧迫されることにより肩が凝り、痛む。腕の痛みが影響して肩こりになります。
「胸郭出口症候群」首から腕に向かう神経と血管が圧迫され、血液の循環も障害され肩が凝り痛む。肩関節の下垂症(なで肩)の人、若くて痩せている人に多い肩こりです。肩から腕の痛みや凝りと共に、腕がだるい、手が痺れる、手や指がむくむ、冷えると症状が出るなど。筋肉が発達していない人にも多い。病気は徐々に起こり悪化、回復を繰り返しながら慢性化してゆきます。
胸郭出口症候群(ご参考にご覧下さい)
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肩関節痛 |
肩が凝り、痛む |
「習慣性肩関節亜脱臼」スポーツマンに良く見られる。フォームが悪い事により脱臼を起こしますが、肩関節が外れる様になるとその頻度が高まり、徐々に肩が痛んでだるくなるなどの症状がでます。
「肩関節亜脱臼」亜脱臼は関節の接触面がずれていたり、外れ易くなっている状態ですが、肩関節が亜脱臼を起こしているために肩が凝り、痛むことがあります。
「ゆるい肩(動揺肩)」脱臼に類似、物を持つ、手を軽く引っ張られるなどでも方関節が外れてしまう。肩関節の痛みの原因の一つ。
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頸部首痛 |
首から腕、肩にかけての痛みなど、首の痛みは周辺の部位との関連が多くの場合、あります。 |
首の痛みの原因には、幾つかのものが考えられます。
「頸肩腕痛」は首から肩、腕にかけて痛みがあるものの総称です。肩こり、寝違い、頸部脊椎症、頸椎捻挫、頸肩腕症候群、頸椎椎間板ヘルニア、リンパ節(リンパ管)炎、腕神経叢症候群、頸椎後縦靭帯骨化症、肩関節亜脱臼、癌転移など多くの原因が考えられます。
「頸肩腕痛」には「肩凝り・寝違い」「頸部の疾患」「肩関節周囲炎」「胸郭出口症候群」「頸肩腕症候群」があります。
「頸肩腕症候群」は首や肩、腕に痛みや痺れなどの症状があるのにも関わらず、多くの場合、骨の変化や神経の異常所見が見つからない、明確に診断する事の難しいものをいいます。原因不明の慢性の痛みや、神経症状を伴うもので、朝方、日中、夕刻に首の重苦しさ、痛みが酷くなるなどで、背中、肩、腕にも痛みは広がります。
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頸部首痛 |
首の痛みから始まり、手足の痺れに波及 |
「頸部脊椎症」首の痛みから始まり、手足の痺れに波及し、やがて歩行困難や頻尿、残尿感などの排尿障害などが起こります。 |
頸部首痛 |
項頸部、手指・背中の痛み |
「頸椎椎間板ヘルニア」肩凝りや項頸部(首周り)、手指・背中の痛みが出ます。
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頸部首痛 |
項部、肩や背中、腕から手にかけて痛む |
「頸椎後縦靭帯骨化症」日本や東南アジアでよく確認され、欧米では極めて発症数の少ない疾患です。靭帯が骨化する原因は判っておりませんが、遺伝的な素因は関係している事が判っております。項部、肩や背中、腕から手にかけて痛みます。連続型や混合型では頚椎の可動域の制限が認められます。脊髄が外部から圧迫を受けた場合には、多彩な神経症状が発現します。灰白質が障害を受ければ、手の痺れ・こわばり感・筋力低下を自覚し、圧迫が継続すれば、周辺白質にも影響を及ぼし、結果、下肢にも痺れ・突っ張り感などの歩行障害・膀胱直腸障害などが発現します。影響を受けた部位によりその発現症状は知覚異常などその他多彩です。骨化の形状から、連続型、分節型、混合型、その他型に分類されております。
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頸部首痛 |
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「急性副鼻腔炎」首から顔にかけて全体が痛む感じがする場合は急性副鼻腔炎が考えられます。鼻に膿がたまります。
(慢性副鼻腔炎もご参考にご覧下さい)
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頸部首痛 |
首の重苦しさや痛み |
「扁桃炎」頸部の筋膜の炎症で、時に激痛や高熱に見舞われる事があります。
「頸椎症」朝方、日中、夕刻に首の重苦しさ、痛みが酷くなるなどで、背中、肩、腕にも痛みは広がります。
「脊髄腫瘍」初期症状は希薄ですが、首の週変に重苦しい不快症状があります。やがてそれがしつこい痛みになり、進行すれば神経麻痺ももたらします。 脊髄腫瘍(ご参考にご覧下さい)
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頸部喉痛 |
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「喉頭結核」声のかすれ、声がれ、物を飲み込む時の痛み嚥下痛があります。酷い咳もでます。
「急性咽頭炎」発熱と喉の痛み、食べ物を飲み込む時の痛みがあり、倦怠感、頭痛、頸部リンパ節が腫れるなどがあります。
「急性扁桃炎1」高熱や喉の焼け付くような痛みがあり、唾液を飲み込むだけでも喉が痛みを増し、耳に痛みが広がる場合もあります。口蓋扁桃が赤く腫れます。
「扁桃周囲膿瘍」扁桃炎の炎症が広がり、扁桃周囲の組織に及ぶもので、膿腫ができます。通常、片側に出来、口を開ける事も困難で、急性扁桃炎よりも痛みが更に激しいものです。
「ヘルパンギーナ」アフタが喉にできる子供の病気で、ウィルス性で喉が痛みます。
「伝染性単核球症」発熱し、咽頭が痛み、頸部リンパ節に腫れやしこりが出たり、肝臓、脾臓にも炎症がおこります。黄疸が出る場合には、肝臓の炎症が強い場合で、その場合、季肋部(上腹部)に痛みが生じます。
「急性喉頭蓋炎」発熱、倦怠感、嚥下痛、嚥下障害、ふくみ声(口の中にこもる様な声)、呼吸困難などの症状があります。喉頭蓋に炎症を起こすもので、細菌、ウィルスの複合感染や、昆虫のアレルギー反応(昆虫に刺され)で起こす幼児に多い病気です。
「声帯ポリープ」片側の声帯にポリープが出来ます。喉に異物感を感じます。
「声帯ポリープ様変性」両側の声帯にポリープが出来ます。喉に異物感を感じます。
「反復性咽頭潰瘍(大アフタ性潰瘍)」強い咽頭痛や嚥下痛を起こします。咽頭に大きな潰瘍が、沢山出来るため、痛みで食事も出来ません。再発もし易く、治療の難しい原因不明の病気です。
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頸部骨部・関節 |
椎間板や椎間関節に痛みを感じる事があります。 |
「頸部脊椎症1」脊髄は脊椎に守られています。そして椎間板はその間にありますが、これが加齢や、何らかの原因でつぶれる事があります。椎間板や椎間関節に痛みを感じる事があります。
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頸部リンパ節 |
首のリンパ節が腫れて痛い |
首のリンパ節が腫れて痛むのは、近傍の部位が炎症を起こしている事が多い。
「扁桃腺」扁桃腺が炎症を起こして腫れる
「咽喉頭炎」咽頭、喉頭の炎症
「結核性リンパ節炎」リンパ節の腫れがなかなか引かず、微熱が続きます。
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手脚皮膚部 |
足の血管の膨らみ、足の倦怠感、足の痛みがあります |
「下肢静脈瘤」初期自覚症状として足の血管の膨らみ、足の倦怠感、足の痛みがありますが、足の血管の膨らみ以外、自覚症状がない場合も多くあります。下肢静脈には、皮膚表面の近くにある表在静脈、深部にある深部静脈、両者を繋ぐ交通静脈があり、下肢静脈瘤は、一般的に表在静脈に発症します。表在静脈の逆止弁の異常により血液の循環に異常が生じることがあります。これには@表在静脈自体の弁が壊れた、A交通静脈にトラブル、B深部静脈が血栓などで詰まる事により、血液が逆流し、表在静脈の中に血液が溜まってしまう事により起こります。その結果、心臓に戻るべき血液が表在静脈に溜まって、その血管が膨れ上がってしまいます。下肢静脈瘤の発症原因は未解明のものが多いが、食生活の欧米化、歩くなどの運動の機会が少ないなどが、関係しているのではないかと危惧されており、立ち作業、肥満、妊娠、加齢などが引金になっているのではないかと考えられております。Bのケースでは最悪の場合、肺血栓、肺梗塞症など血栓が肺動脈に運ばれてしまうと重大な疾患を招く可能性があるとされます。これにより呼吸困難、胸痛などの危険な状態を招く可能性があります。
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手脚筋肉部 |
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「皮膚筋炎」筋肉の痛みが両手両脚全体に現れますが、その前兆は両手両脚力が入らない脱力状態になります。熱や体中の関節痛も出てきます。更に進行すれば筋肉の脱力状態は全身に及び、呼吸困難、嚥下困難、寝たきりになります。症状の進行の前に早急に受診する必要があります。
「蜂巣炎」主に手脚に出来る丹毒で、赤い腫れが出来患部が非常に痛みます。寒気や熱が出て放置すると膿が出てくる事もあります。皮下組織まで炎症が広がるので、腫れの境界が不明瞭になる特徴があります。受診優先ですが、自宅では冷やし、足は高めに保持して休む事が大切です。足に静脈瘤のある中年の女性に多く確認されます。
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足首部 |
アキレス腱・靭帯を痛めたり、激痛を起こします。 |
スポーツ中に、急激に方向を変換したり、急加速、急停止した時、打撃を受けた時などに痛めます。
「アキレス腱炎」急にスポーツをした時にアキレス腱が痛む。
「アキレス腱断裂」激痛と共に歩けなくなり、それは蹴られたりした時の急激な圧力などで起きます。体験者は断裂の時に音が分かったと言う事も聞かれます。靭帯が伸びた時は、痛みで立ち上がれませんが、数分後に歩行が可能になります。
「成長痛」幼児が足首や膝などに痛みを訴えます。痛みは自然に治ったと思うと、又、再発したりします。検査をしても特段の異常が出ません。明確な原因は不明ですが、他の病気の可能性もあり、受診の必要があります。化膿性関節炎や化膿性骨髄炎の可能性もあります。
「足関節靭帯損傷」何らかの原因で足首を捻ってしまうと、その後で踝周辺の腫れや痛みや、運動すると痛む、皮下出血があるなどです。外傷が無ければリウマチ、痛風、化膿性関節炎などを考えなければなりません。靭帯が伸びた時は、痛みで立ち上がれませんが、数分後に歩行が可能になります。
「ねんざ」捻挫には内返しねんざと外返しねんざが有りますが、以下の分類分けがなされます。1度/軽症。靭帯の痛みだけで腫れがない。(冷湿布をし、弾性包帯を巻きます。治療期間10日程度) 2度/中等症。靭帯の痛みと腫れがある。(弾性包帯を巻き上からアイシングを繰り返す。落ち着いてから血行促進を図る。治療期間20日間程度) 3度/重症。靭帯の痛みと腫れ、加えて不安定感がある。(弾性包帯を巻き、上からアイシングを繰り返し、ギブスをする。治療期間は1ヶ月程度) 応急措置は以下のRICE処置が薦められております。REST/安静にし、固定し、体重をかけない。 ICING/何度も氷で冷やす事を繰り返す。 COMPRESSION/圧迫し、テープなどで押さえる。 ELEVATION/高くする。上向きに寝て足を少し高くする。
「足関節捻挫」運動中や歩行中などに足首を挫き痛みます。
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手脚骨部 |
成長期に伴なう骨端部の痛みなど |
「ペルテス病」5〜8歳くらいの活発な男の子が、運動の後に股関節や太ももの痛みを訴える場合、ペルテス病を疑う事も必要です。股関節痛と跛行が確認されます。痛みが消失した後も、跛行は持続するのが通常です。これは大腿骨頭部への血流が悪くなり、一部が壊死する病気で原因不明です。大腿骨頭骨端核への血行が何らかの理由により途絶え、当該部分が壊死してしまう疾患です。
通常2〜3年で必ず回復するため、さほど心配は要らないとされます。ですが、一定期間の装具や、場合により手術も必要になります。これといった理由が無いのに、股関節が痛くて歩けなくなります。膝が痛くなる場合もあります。原因は外傷説・炎症説・凝固系異常などがありますが、不明です。壊死後1〜2年で壊死骨が吸収され、新たな骨が形成されます。同世代の子供より、身長が低く、活発な男子に好発する事が知られております。 |
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「セーバー病(踵骨骨端炎)」8〜12歳位の子供に確認されます。踵の骨の後ろ側や下に痛みが出ます。セーバー病は朝方や運動をしすぎた時に痛むもので、成長期の骨に過重な圧力がかかるために起きるものです。骨が成長すれば症状は消失します。痛みが強い場合には注射をするなども必要になります。靴底の軟らかいものを履いて痛みを軽減する事ができます。
「単純性股関節炎」ペルテス病同様の症状が現れます。これは1週間程度安静にすることにより治るとされています。
「オスグッド・シュラッテル病」激しく走ったりジャンプをしたりする運動をする事が、痛みの原因になることがあります。成長期の男の子が膝を伸ばす時に痛みを訴えます。安静にしていると治ります。痛みが激しい様であれば、運動量を減らす、薬を使うなどが必要になる事もあります。骨の成長、成熟と共になおります。
「ケーラー病」3〜8歳位の子供が歩く時痛がり、土踏まずの上の部分が腫れて正常な歩行が出来なくなる事もあります。足の甲の部分(舟状骨)がエックス線で確認しますと、白くなり、分かれています。この場合は、通常2〜3年で治ります。痛みが酷い場合には薬やギブスが必要になります。太ももの筋肉が痩せている事があります。
「フライバーグ病(第二ケーラー病)」思春期の女の子が足の指の付け根が痛む、指を動かせないなどを訴える場合、フライバーブ病を疑います。通常3〜4年で治りますが、まれには、軟骨が出て痛む原因になっている場合もあり、これは手術が必要になります。異常はエックス線で確認できます。靴の足底板を入れて土踏まずの部分に体重がかからないようにして軽減する事ができます。
「外脛骨」足の甲にある舟状骨という骨の内側の腱の付着部に余剰な骨が生まれつきある状態で、約15%の人に存在するものです。一般的には中高生の時期に過度な運動をする事で痛みを発現します。それが、また時を経て中年以降に例えば「特に歩き始めの時に痛みを感ずる様になった」などと、再度の痛みの発現が有るものです。この場合、外脛骨にしばしば合併する偏平足による痛みが、加齢により出現する事もあります。
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手脚関節部 |
肘・膝関節に痛み |
「肘内症」子供の手を引っ張る事により、負荷がかかり肘の関節の一部が外れてしまい、かなり肘が痛む。かつては幼児は橈骨小頭と頸部の比が、成人のそれと比べて相対的に小さい事が発症要因と思われておりました。しかし解剖の結果、3歳以下の小児においては、輪状靭帯の橈骨頸部への付着が脆弱で容易に損傷されるため、(肘を引っ張るなどの動作で、)腕橈骨関節内への陥頓を生じてしまう事が分かった。
「膝内障」半月板損傷はよく聞くものですが、この半月や靭帯などが傷ついた場合の総称が膝内障です。靭帯損傷(前、後)も膝内障です。
「化膿性骨髄炎」膝関節に起きる事が多いもので、発熱や悪寒、震えで始まります。関節の痛み、腫れ、熱感、圧痛などで、症状が酷ければ歩行困難になります。
「離断性骨軟骨炎」関節の軟骨が剥離して遊離し、関節の間に挟まると激痛に襲われ、膝関節が動かせなくなります。肘の外側を中心とした鈍い痛みがあり、投球動作や肘の急な動きで、痛みは増悪します。安静で痛みは和らぎます。急性期には肘外側の腫れが確認される事があります。早期に発見するためには、肘外側痛塗伸展障害の確認が重要です。野球好きな10〜15歳程度の少年に多い。骨格の未熟な少年が、投球練習で肘を酷使すると肘の外側に、繰り返す圧迫力で、上腕骨小頭側関節軟骨に野津軟骨症を生じます。原因不明ですが、血流不足、外傷、先天的素因が大きな要因ではないかと考えられております。罹患部は利き手ばかりではなく、親子に亘るなどを考課すると、遺伝的素因も示唆されます。
「骨軟骨腫瘍」関節の軟骨が剥離して遊離し、関節の間に挟まると激痛に襲われ、関節が動かせなくなります。
「オスグッド病」小学生から中学生の成長期の男子に多く確認される膝の関節の痛みです。膝の皿の下に激痛があり、正座は走ると痛みは増強します。成長するにつれ、自然に痛みが消える事が多い。
「ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)」その名の通り跳躍系のスポーツマンに多い膝の炎症で皿の下に痛みと腫れがあり、押すと激痛を感じます。
「パンナー病」小学生以下の子供に確認されるパンナー病は、骨端症の一つで、肘関節に痛みがあり、やや腫れ、肘が伸び難くなる。
「ランナー膝」膝の周辺で、多く確認されるものでは膝の上の部分が痛むものがあります。
「テニス肘」(上腕骨外側上顆炎)テニス肘は、何もテニスをして痛めた場合だけとは限りません。これは肘の外側にある上腕骨外顆の短橈側手根伸筋は手の指や手首を上に伸ばす時に使われる筋肉ですが、これが過労現象を起こしやすく、冷え性などの障害が加わり、テニス肘になります。ですから、日常生活の中でも手首を固定して、ある手の動作を繰り返す様な作業を繰り返しますと、肘の痛みを訴えてテニス肘とされる場合もあります。多くの場合は、上腕骨外側上顆を中心に痛みを訴えます。中には前腕部や上腕の痛みを訴える場合もあります。運動や作業動作時・物を持ち上げる時に痛みを訴えます。握力が低下し、手関節の背位で痛みは増強します。急性期は安静にして治療し、局所のアイシング、湿布、手関節固定用スプリントなどで処置し、落ち着いてきたら、温熱療法、伸筋群のストレッチなどを加えて治療します。安静が保てない場合、回復は遅れます。伸筋腱への直達外力(テニスバンド、テーピングなど)も有効です。早期治癒を望む場合、ステロイド局注もあるが、週1回程度で4〜5回までとするべきである。
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手首部 |
手首の痛みや腫れ |
「キーンベック病(月状骨軟化症)」手を使いすぎ、次第にズキズキ痛む様になる。運動痛や夜間痛などが生じる様になり悪化するに連れ、手首が曲がらなくなる。
「手部靭帯損傷(靭帯断裂)」思い当たる原因があり、いつまでも手首の痛みや腫れが引かない、骨折は無いという様な場合可能性がある。腫れが酷ければ剥離骨折の可能性もあります。
「腱鞘炎(デクェルバン病)」パソコンなどのVDT作業の多い人は腱鞘炎になり易い。手首を小指側に曲げたり、親指を使うと激しく痛みます。
「ガングリオン」手首にしこりがあり、痛み、手関節の運動障害や神経麻痺が起きる事もある。
(宜しければこちらもご参考にご覧下さい。)
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手指部 |
手指の痛みの原因になります。 |
「キーンベック病1」手を使いすぎ、次第にズキズキ痛む様になる。運動痛や夜間痛などが生じる様になり悪化するに連れ、手首が曲がらなくなる。手指の痛みの原因になります。
「腱鞘炎1」腱の摩擦で腱鞘に炎症が起きて痛むものです。 (宜しければこちらもご参考にご覧下さい。)
「狭窄性腱鞘炎(デクェルバン病)」手首が腫れて、親指と人差し指の間を広げると痛みます。女性に比較的多いものです。
「ばね指」指を曲げた位置から伸ばす時に引っかかるバネの様な現象と共に、第二関節にしこりや瘤が生じるものです。親指に多く確認され、悪化すると関節を伸ばせなくなります。指を使い過ぎた後にしこりを押さえると強い痛みを訴えます。 (宜しければこちらもご参考にご覧下さい。)
「強皮症」痺れや痛みを手指や顔に感じます。寒さやストレスで手指や顔が冷たくなったり、蒼白になります。手足の指の末端や顔面の皮膚の硬化が確認されます。強皮症ではリウマチに似た多関節炎、空咳、心窩部痛なども起こす事があります。
「ガングリオン1」手首にしこりがあり、痛み、手関節の運動障害や神経麻痺が起きる事もある。手指の痛みの原因になります。大きくなると関節の運動痛が生じ、周囲に知覚神経があれば、圧迫を受け、放散痛を訴える事もあります。20歳代の女性に多く発生し、好発部位は手関節の背側が最も多い。膝周囲や足部にも確認され、まれには神経内や骨ないに発生する事さえあります。本来は良性の腫瘍です。穿刺吸引でゼリー状の内容物を取り除くが、内容物の吸引だけだと再貯留し易く症状が強い場合には、切除する。再発する事も少なくない。 (宜しければこちらもご参考にご覧下さい。)
「手根管症候群」朝方に手指がこわばったり、疼痛が生じることがあり、酷い場合には知覚障害さえ起こします。
手根管症候群(ご参考にご覧下さい)
「ひょうそ」爪の周囲が傷み、その痛みが増強し激しく痛む様になります。指先の小さな傷が感染の原因になり、指が急に赤く腫れ、脈動性の様なズキンズキンという激痛です。皮膚が腫れていればその中心が化膿して黄色い膿がでます。悪化すれば指の機能障害が残ったり、爪が死んだりします。
「カンジダ性爪囲爪炎」カンジダ菌が手指の爪の周りや根元に感染して炎症を起こします。爪にカビが生え、赤い腫れと疼く様ないたみが出てきます。爪の半月に凸凹が出来たり、爪が変形したり、黄色や褐色に偏食したり、爪が取れたりします。
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手脚神経痛 |
身体の表面部分に起こる激しい痛み |
「神経痛」神経痛は身体のほぼ表面部分に突然起こり、その痛みは刺すような、焼け付くような、針で刺されたような、電気が流れたような激しい痛みです。長時間続く様な痛みではなく、不規則な間隔で短時間の痛みが反復したり、数分で消えたり、一瞬の痛みであったりします。痛みは引金点(引金帯)といわれる、同じ箇所に起こりその原因は多様です。手首の痛む場所がいつも同じで皮膚の表面部分が針に刺されたような、電流が流れた様な痛みがあり、数分で痛みが消える様な場合は神経痛が考えられます。
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不特定関節 |
関節が急に痛くなる |
「関節炎」局所が赤く腫れて炎症を起こす。 |
全身性関節 |
膠原病、熱が出て、全身の筋肉や関節が痛む |
「リウマチ熱」発熱し、比較的大きな関節の関節炎で始まる。一つの関節で痛みと腫れが治まる様に思えた矢先に関節炎は、別の関節に移動します。炎症が心臓に及べばリウマチ性心炎を起こす。心臓弁膜症になる代表的な疾患です。
「全身性エリテマトーデス」当初は顔に蝶の形の紅斑が出来て、発熱が続く。関節の痛み(多関節炎)を始めとして、腎炎の症状や、食欲不振、貧血、などの症状が出る。
「結節性動脈周囲炎」
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全身性不特定 |
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更年期障害/不定愁訴症候群
エストロゲンが欠乏すると、自律神経失調症の他に、代謝異常として骨量減少に伴なう骨粗鬆症(腰痛、皮膚の萎縮、退行性関節疾患/変形性関節症) 不定愁訴として精神神経症状(憂鬱、不安、イライラ、めまい、頭痛、頭重、不眠、倦怠感)、運動器障害(肩凝り、腰痛、関節痛、下腹部痛)、知覚神経障害(痺れ、知覚過敏、知覚鈍麻)、消化器障害(悪心、嘔吐、下痢、便秘)、泌尿器・.症状(頻尿、帯下)、血管運動神経障害(冷え、ほてり、動悸、逆上感)などがあります。
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全身性皮膚 |
皮膚にデキモノなどが出来て痛む |
「毛嚢炎(毛包炎)」毛穴が化膿して膿が溜まり、服が触ったり、手で触れてもチクチクという軽い痛みを感じる。ブドウ球菌が毛穴に感染して起きる炎症です。
「伝染性膿痂疹」通称とびひは子供の皮膚病です。夏場に多く見られ、皮膚の表皮に感染し、水疱が出来、破れ、その分泌液で又、感染をします。全身が爛れ、カサブタになります。新生児が罹ると全身衰弱、敗血症、肺炎などを併発し死亡する事も有ります。口、首、腋の下、股の近くが爛れやすくなります。
「カルブンケル」多数のデキモノが出来た場合で、患部の大きさが卵大から、手のひら程の大きさにまでなってしまうもので、発熱、悪寒を伴なった激痛に襲われ、化膿した毛穴からは黄色の膿が出ます。肌を清潔に保つ事が大切です。
「化膿性汗腺炎」通称アセモノヨリは汗をよくかく頭、顔、首、背中などの汗腺がブドウ球菌に感染し、成人の場合は腋の下や陰部のアポクリン腺に詰めの大きさぐらいのシコリが出来て痛む場合があります。化膿が進めば赤く腫れ、膿がでます。成人の場合には慢性になるケースが多い。
「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群」当初とびひの様な症状で、顔、全身が赤くなり、発熱し、触ると痛む。伝染する可能性があります。
「フルンケル」通称おできと呼ばれるものです。毛根まで化膿し、ズキズキと激しい痛みを感じます。症状が強く出る場合には発熱、頭痛、リンパ節が腫れる事もあります。
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