顎関節症・症状・痛み・病気

                              上顎洞癌・症状・痛みと病気
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顎関節症・症状/痛みと病気




     
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顎関節症・症状/痛みと病気



     
顎関節症/顎部/頭部/痛みと病気




     
§1  顎関節症の症状/上顎洞癌/顎部/頭部/痛みと病気


       
口を大きく開けられなくなったり、口を開けると顎が痛みます。また、口を開閉する際にもガク、カックン、ザリ

       ザリなどの様な関節音も感じます
。加齢でなるケースが多いのですが、近年では子供たちにも確認される様

       になりました。上顎、下顎の接点にある関節円板が傷ついてずれたり変形したりしてなります。顎の筋肉の緊

       張が、何らかの原因で起き、関節円板が変形すると考えられております。かみ合わせ、睡眠中の歯軋り、食

       いしばり、顎の使いすぎ、ストレス、膠原病、内分泌疾患などによっても、 顎の関節や筋肉が痛む事もありま

       す。


-顎関節症 触診部位 概要-

-頭蓋骨 模式図-










     
§2  顎関節症とは/顎関節症/顎部/頭部/痛みと病気




         -正常顎関節 模式図-

顎関節の表面は繊維性の軟骨で覆われ、関節部

周囲は関節包で覆われております。 その内部は

下顎窩と下顎頭の間に特徴的な 関節円板という

繊維性の 結合組織から成っております。円滑な

口の開閉の運動は、この関節円板が下顎頭と下

顎窩 との間で 正常位に介在する事が必要です。

顎関節症とは顎関節や咀嚼筋の疼痛・関節雑音

・開口制限・顎運動異常を主要な症候とする慢性

疾患群と定義され、 20歳前後から発症する事が

多いが、 50歳代から多く確認される女性に多い

疾患です。










     
§3  顎関節症の検査と治療/顎関節症/顎部/頭部/痛みと病気



顎関節症T型 筋肉の触診により圧痛や硬結を認めます。痛みの緩和には中枢性筋弛緩薬・非ステロイド性抗炎症薬を用いたり、ストレスが関与している様であれば精神安定剤を用い、温庵法や筋マッサージも効果がある。咬合が原因と考えられる場合にはスプリントと呼ばれるマウスピースの様なもので矯正します。
顎関節症U型 X線検査・MRI検査では異常を認めないが、顎関節痛を訴求する場合のケースが該当します。非ステロイド性抗炎症薬を用い、やはり咬合の異常があれば歯科を受診します。
顎関節症V型 MRI検査により位置形態異常を確認します。それ以外に、必要な場合には顎関節造影検査(関節腔に造影剤を注入し、X線透視下で口を開口・閉口して造影剤の流れを動きを確認)を行い、円板の形態・下関節腔の大きさ・復位や穿孔の有無の確認をします。痛みの軽減には非ステロイド抗炎症薬を用い、関節腔内に異物が確認されれば、顎関節内洗浄法により治療します。これにより約90%が改善するとされます。関節円板の転位に対しては、特別なケースを除き、特段の治療は行いません。一過性であったり、既に変形している円板は元に戻せない、再発は防止できないなどの理由によります。開口障害には器具や手技により開口訓練を行います。これらの方法で治癒しない場合には、関節腔内での癒着が考えられるため、顎関節鏡下で癒着剥離授動術を、変形が著しい場合には関節形成術を適用します。
顎関節症W型 X線検査で骨の変形が認められます。関節腔内の確認にはMRIや顎関節造影検査を行います。原則的に治療は顎関節症V型と同じですが、骨変形を来たしているため治療期間も長く掛かります。一次治療として非ステロイド性抗炎症薬を用い、関節洗浄の併用療法を選択する場合も多々あります。

       * T〜W型に該当しないものがX型となります。これは心身医学的な要因で顎関節痛を訴えるものです。




     
§4  顎関節症の原因/顎関節症/顎部/頭部/痛みと病気


顎関節症T型 顎関節周囲咀嚼筋(側頭筋・咬筋・内側翼突筋・外側翼突筋)や耳介下部の顎二腹筋・胸鎖乳突筋が疼痛を起こします。筋肉疲労が筋痛の原因で、咬合異常・咀嚼の偏り・口腔悪習慣・姿勢異常・精神的ストレスなどがその要因として挙げらております。
顎関節症U型 口の開閉時や咀嚼時の顎関節部の疼痛を起こします。障害の程度は軽度で、関節円板はわずかな損傷を来たしており、関節雑音は伴わない事が多い。原因は過度の開口・あくび・硬いものの咀嚼・咬合異常などでの非感染性の慢性炎症と考えられております。
顎関節症V型 症状の重い顎関節症です。顎関節症の中ではかなりの頻度を占めるもので、関節円板本体の転位・変形・変性・穿孔と関節円板に続く円板後部結合組織や滑膜変性・線維化です。顎関節内障とも呼ばれます。通常関節円板は開口しても、絶えず下顎頭の上に位置しています。ところが、関節円板の下顎頭前方への位置異常などにより、開口時に下顎頭は円板後方肥厚部に当たり、下顎頭が円板後方肥厚部下面をかいくぐってしまい、中央狭窄部に収まります。この復位によりクリッキング音という音(カキン・コキン)を伴ないます。その他、復位を伴なわない関節円板転位や非復位性転位などや、円板穿孔・下顎頭変形を起こす事によりW型に移行して行きます。。
顎関節症W型 最も重篤な顎関節症です。これは顎関節を構成する骨が変形を来たしてしまいます。W型にいたるケースの多くは非復位性円板転位から移行して、関節リウマチの様に骨に原発性に変形を来たすケースもあります。関節運動はギクシャクし、開口・閉口時にはクレピタスというガリガリ・ザリザリという雑音を発する様になります。骨変形の進行により、関節内部構造は破壊されてしまい、関節内癒着も起こります。関節運動痛や開口障害を来たします。










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