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乳腺症/乳房部/胸部/痛みと病気
§1 乳腺症(痛み・病気)の症状/乳腺症/乳房部/胸部/痛みと病気
痛みを感じ、乳房を触って固いしこりを感じた場合で、境界が不鮮明な時に「乳腺症」の可能性があります。
生理の前になると乳房が痛む場合は、乳腺症の可能性がありますので、しこりがあるか手で触れて確認す
る必要があります。乳首を含めた乳輪付近にしこりがあり、疼痛や乳頭陥没もある様な場合には「乳管拡張
症」の可能性があります。これは乳管に沿って固くなっており、乳首を揉んでみますと乳頭から暗褐色の分
泌物が出てくる事でわかります。「慢性乳腺炎」の場合にはうずく様な痛みを伴い、乳房がはれ、しこりがで
きます。出産後に見られるものには、@出産後すぐに乳房が腫れ、固くなり、そのために痛み(自発痛)を感
じたり、圧痛を感じる場合は「急性鬱滞性乳腺炎」の可能性があります。A「急性化膿性乳腺炎」は乳房が赤
く腫れてしこりを感じ、痛み、圧痛が酷い場合に考えられます。細菌感染が原因で母乳に膿汁や血が混じるも
のです。何れも母乳が溜まり過ぎない様に授乳・搾乳に心がけ、乳腺を常に清潔にする事に心がけなければ
なりません。痛みを感じないものでは@「乳腺線維腺腫」はしこりの大きさが大豆大から卵大の大きさになり、
指で触ると動く可動性のものです。押しても痛みを感じません。A「乳管内乳頭腫」は良性腫瘍でしこりと乳頭
からの出血が主症状になります。何れの場合も、たとえ良性であっても乳管癌との鑑別が必要です。すぐ受
診して下さい。乳房に腫れ、変形、しこりなどがあれば乳癌との鑑別が必要です。必ずすぐに受診して下さい。
§2 乳腺症とは/乳腺症/乳房部/胸部/痛みと病気
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30〜40歳代の女性によく見られるもので、乳
房のシコリは大小様々で、 片方または、両方
に幾つも出来る特徴があります。乳腺症の場
合には指で触れると、 周囲との境界は、はっ
きりせず、弾力性が有ります。場合により、乳
頭から分泌物が出たり、嚢胞をつくることがあ
ります。 (乳腺は乳管と小葉、そしてそれらの
支持組織で構成されております。) |
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§3 乳腺症の原因/乳腺症/乳房部/胸部/痛みと病気
乳腺症はエストロゲンの分泌過剰により起こります。シコリはこの女性ホルモンの量と関係があり、分泌量の
多くなる月経前に大きくなり、月経が開始すると徐々に軽くなる傾向にあります。
* 嚢胞;嚢胞は良性のシコリで、そのままでも問題は生じませんが、注射器で中に溜まった水分を抜いてもら
う事も可能です。痛みは無く乳腺症でよく確認されます。
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