歯周病・症状・痛み・病気

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歯周病・症状/痛みと病気




     
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歯周病・症状/痛みと病気



     
歯周病/口腔部/頭部/痛みと病気


       
歯周病は、歯肉を支える骨である歯槽骨などの歯の周囲組織に起きる全ての疾患を総合する病気の総称

       です


歯の表面はエナメル質で出来ており、食物の

中の化学物質や、固いものなどから歯を守り

ます。歯根部分の表面はセメント質という薄く

硬い組織で できております。 その内側には、

象牙質と呼ばれます 軟らかい組織がありま

す。歯の最も内側は歯髄腔で血管や神経か

らなります歯髄があり、この歯髄から象牙質

は、栄養を補給を受けています。歯髄神経が

刺激を 痛みとして感じる部分になります。歯

を支える部位は歯槽骨と呼ばれます。





     
§1  歯周病(痛み・病気)の症状/歯周病/口腔部/頭部/痛みと病気


       
ジワジワした痛みがあります。歯肉から出血して口臭も強くなります。進行すれば歯がグラグラし、抜けてし

       まいます。
水を飲むとしみる、ズキズキする痛みなどの虫歯の症状が出る様でしたら、歯科医に直ぐ行かな

       ければなりません。 口腔衛生に常に留意して、口腔内を清潔に保つ事が大切です。炎症は歯肉のみならず

       他の歯周組織に及び、 骨吸収・歯肉からの出血・膿・歯のグラグラという症状が出現する。自覚症状はさほ

       どないが、進行すれば、歯肉の大幅な腫れや痛みを伴う事が多い。 妊婦はホルモンバランスが変わる事に

       より、細菌群が増加し歯肉炎になりやすい。






     
§2  歯周病とは/歯周病/口腔部/頭部/痛みと病気


歯周病は歯肉に炎症を引き起こし、内側の骨

に炎症が広がってしまい、骨吸収により、歯が

グラグラになり、 ついには脱落してしまう疾患

です。 炎症はプラークを硬性する細菌群によ

るものですが、喫煙やストレス、免疫などにも

大きく影響を受ける事もわかってきております。

歯周病の妊婦は早産や 低体重児出産になり

やすいとされ、 口腔ケアには注意する必要が

あります。

* 歯肉炎は歯周病の始まりで、歯と歯肉の境界部に付着したプラークにより、歯肉に生じた炎症です。

歯周炎(成人型歯周炎)は炎症が歯肉のみならず、他の歯周組織に及ぶもので、骨吸収、歯肉からの

出血、排膿、歯のグラグラなどの症状が出現します。 進行するまで症状は不明瞭であるため、口腔内

の現状を持続してしまい、患者さんの体調が悪化した際に歯肉が腫れたり、痛みを訴える様になります。

一方、若年者の早期発症型歯周炎は軽度ではありますが、骨吸収が激しいケースが多く、進行も速い

特徴があります。早期の歯周病専門医への受診が必要になります。









     
§3  歯周病の予防/歯周病/口腔部/頭部/痛みと病気


       口腔内を清潔に保つため、正しい歯磨きを実践しなければなりません。特に、歯と歯肉の境界部分に付着し

       た歯垢が原因ですから、歯磨きで取り除けない歯垢は歯科医で綺麗にする必要があります。 歯垢を取り除

       く事が必要です。通常のブラシや歯間ブラシを使用して、ポケット周りを、清潔に保ち、歯垢が付かない様に

       常に心がける事が必要です。
また、口腔粘膜の疾患や、入れ歯をしておられる方は、歯肉の粘膜に対する

       注意が求められます。








     
§4  歯周病の原因/歯周病/口腔部/頭部/痛みと病気


       歯周病は歯と歯肉の境界部分に付着した歯垢が原因とされます。プラークが沈着し、歯肉は炎症を起こしま

       す。そして、歯周ポケットが形成され、歯肉の退縮し、歯周ポケットは進行し、歯槽骨の吸収して歯は抜け易く

       なります。口腔内は37℃前後の温度と唾液による、適度な湿度、食物残渣による栄養があるために、微生物

       が生息し、細菌が繁殖する条件が整っております。 これらの微生物や細菌が繁殖する条件を取り除くために

       も口腔ケアが必要になります。








     
§5  歯周病の治療/歯周病/口腔部/頭部/痛みと病気


       治療はプラーク細菌、炎症性の組織の除去により歯周病の進行を止めます。その上で口腔衛生に努めて、

       組織の治癒を促がしてゆく事になります。



       元通りの組織形態に戻らないケースは、組織再生誘導法(GTR法/失われた歯根膜、歯槽骨を本来の組織

       に近い状態に治癒させる手術法)などにより失われた組織を、戻す努力も試みられる。







     
§6  歯周病の情報/歯周病/口腔部/頭部/痛みと病気


       
歯周病に罹患する危険因子としては細菌因子(歯垢中には300種類以上の菌が存在し、歯周病に関与す

       る細菌は数種類です。 /毒素・酵素による直接破壊作用・生体の免疫細胞、線維芽細胞を活性化して自己

       破壊を起こさせる関節破壊作用)・環境因子(喫煙・ストレス・不規則な生活・食生活・歯磨きの習慣・その他

       の生活習慣)・生体因子(遺伝・年齢・性別・免疫応答・その他の全身因子など)があります。その他、プラー

       クや歯石(細菌が石灰化したもの)、かみ合わせ(歯軋り・噛みしめなど)などは従来より指摘されております。




       
歯周病は他の疾患との関わりも指摘されております。糖尿病の患者さんの場合、細菌感染を起こしやすく、

       歯周病にも罹患し易い事がわかっております。そこで糖尿病患者さんの場合には、歯周炎を治療しますと、

       血糖コントロールの状態は改善される事が報告されております。糖尿病以外にも歯周病と関連の深い全身

       疾患としては、誤嚥性肺炎、心内膜炎、心疾患性の動脈硬化などがあげられます。その他、薬剤の副作用

       で指摘されておりますのは抗てんかん薬(フェニトイン)、 高血圧の患者さんへのカルシウム拮抗剤、免疫

       抑制剤シクロスポリンなどで歯肉の増殖が見られる事があります。



       
* 歯周病と頭頸部癌;米ニューヨーク州立大の研究チームは、「歯周病が頭部や首の癌を発症するリスクを

       高める可能性がある」と報告しています。1999〜2005年に頭頸部の癌で治療を受けた266人の歯を支え

       る歯槽骨の状態をX線による調査の結果、健常人207人との比較で、歯槽骨が1ミリ消失する毎に癌発症の

       リスクは 4倍以上も高まると発表しました。 頭頸部癌に関連するとされる喫煙、 飲酒をした事の無い人でも、

       そのリスクの増加が認められたというものです。



       
* 歯周病と早産;歯周病が進んだ妊婦は早産や、低体重児を出産する危険性が高まるという報告があります。

       それは「歯周病で歯茎に炎症が起き、サイトカインが血中に増加すると妊婦の身体は、出産開始のサインと感

       じる可能性があり、陣痛や子宮の収縮を起こし、早産を引き起こす」というものです。 実際、低体重児を出産し

       た妊婦の羊水から歯周病菌が検出される頻度が高いという報告もあります。 妊娠期はホルモンバランスの変

       化や、生理的な変化、つわりで気分が悪くなるなどで、歯磨きが不十分にもなり易く、食事回数も増える、生活

       習慣も変化するなど、妊娠性の歯周病に罹りやすくなり、 虫歯にもなり易い環境になります。歯肉炎が悪化し、

       歯周病にならないように口腔ケアに注意したい。 (子供を生んで歯がガタガタになるなどの話もよく聞かれます

       が、妊娠出産により歯が悪くなるという必然性は認められず、体調不良で口腔内の衛生がおろそかになるのが

       原因と指摘されております。) 検診で歯周病が見つかった場合でも、 妊娠中は積極的な治療が出来ず、安定

       期に入ると治療は可能になります。 歯科医も 「妊婦に対してレントゲンや麻酔は控えるが、臨機応変に処置を

       する。産後は多忙になるお母さんが多いため、 妊娠7ヶ月頃までに医師と相談しながら治療を済ませたい」とし

       ています。



       
* 親知らずと歯周病「親知らずは腫れや痛みを起こしたり、虫歯や歯周病の原因にもなる」とする報告があり

       ます。特に注意したいのは、妊娠前の女性で、「妊娠するとホルモンバランスが崩れ、歯周病を起こし易くなる。

       又、つわりの為に、歯のブラッシングも的確に出来なくなり、より歯周病を起こす危険性が高くなる」親知らずの

       部位に起こる歯周病は智歯周囲炎といい、高熱の原因にもなる場合があります。昭和大学歯学部口腔外科の

       教授は「妊娠前に親知らずを抜いた方が良い」と進言しています。但し、抜歯後、2〜3%の人に下顎から下唇

       にかけて神経が障害される事による痺れが生じる可能性があります。 これは数ヶ月〜1年ほどで改善するとし

       ています。




















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