狭心症の場合には血管が完全に梗塞
されるわけでは有りません。しかし、
心筋梗塞の場合には、血管が完全に
梗塞されますので、梗塞部位や梗塞
時間により様々な障害を起こします。
完全に回復することは、殆ど望めず、
障害は死亡を含めて、重大なものに
なります。心筋は20分以上経過する
と壊死し始め、壊死範囲も血流の止
まっている時間に比例して拡大して
行きます。障害の大きさは血管の太
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さにも関係します。太いものほど壊死範囲はひろがります。細い血管では壊死範囲は狭くなります。
壊死範囲により、心不全から不整脈などを起こし、危険な状態になる事があります。心筋梗塞は胸の
痛みを運動などの時に感じることもあります。心筋梗塞の前兆現象の可能性があります。緊急に受診
しましょう。 |
救命に関わるデータはいつでも提示
この病気は救急を受ける場合、御自分がどのような病気でどの様な状況、病態、どんな病院にかか
り、痛みがどの様で、持続時間がどの位であるのかなどは、答えられるように準備、整理しておく
事は場合によると、救命率に影響を与えます。データは平常状態の時に、揃えられるものは揃えて
おくべきでしょう。
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