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良性脊椎腫瘍 |
血管腫 |
すだれ状や蜂巣状骨梁であり、CTで斑点状骨梁が確認される。中年に好発し、脊椎に多発する。 |
巨細胞腫 |
骨皮質は膨らみ、菲薄化し、反応性骨は硬化する。骨梁は泡沫様で、骨膜反応は有りません。その他、椎弓根の罹患・新生血管の増生力は強く、病巣の掻爬骨移植の再発率は高い。 |
類骨骨腫 |
夜間痛が特徴でアスピリンが有効です。ナイダスが特徴で骨シンチで陰影は明らかに確認できる。手術はナイダスの摘出になります。脊椎後方要素に発生します。 |
骨軟骨腫 |
脊椎後方要素に好発します。腫瘍は軟骨冠で覆われます。思春期に増大の傾向があります。 |
骨芽細胞腫 |
後方要素に好発します。境界は明瞭な骨透亮像です。 |
好酸球性肉芽腫 |
小児に好発します。早期の病巣は椎体の骨打ち抜き像(パンチドアウト)が特徴です。進行しますと扁平椎を来たします。(骨腫瘍類似疾患) |
動脈瘤性骨嚢腫 |
骨皮質の風船状膨隆、泡沫状・多胞状の病巣、MRIで液面形成が特徴です。 |
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悪性脊椎腫瘍 |
脊索腫 |
仙骨に好発します。骨溶解像を示し、術後の再発率は高い。充分な腫瘍切除と再建手術が必要になります。中年〜壮年に好発します。 |
軟骨肉腫 |
石灰化像を伴なった破壊骨像を特徴とします。化学療法や放射線療法は無効で、外科的切除が基本療法です。血行は乏しい。中年〜壮年に好発します。 |
骨肉腫 |
椎体に好発します。骨硬化像と骨溶解像が混在する特徴があり、悪性度の高い肉腫です。手術療法と化学療法・放射線療法の併用療法になります。 |
ユーイング肉腫 |
若年男性に好発します。悪性度は極めて高く、骨盤に好発します。骨髄炎類似の汚い虫食い様の骨融解像、明らかな骨膜反応を示す。手術療法と強力な化学療法・放射線療法の併用療法になります。 |
骨髄腫 |
中高年の椎体に好発します。骨新生を伴なわない骨破壊像、多発性の圧迫骨折を特徴とする。 |
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