うつ病(鬱病)・症状・痛み・病気

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うつ病(鬱病)・症状/痛みと病気




     
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うつ病(鬱病)・症状/痛みと病気



     
うつ病(鬱病)/脳部/頭部/痛みと病気



     
§1  うつ病(鬱病)(痛み・病気)の症状/うつ病(鬱病)/脳部/頭部/痛みと病気


       
仕事の前から頭が重く食欲不振、不眠(早朝覚醒)、倦怠感、疲労感、肩凝り、無気力などになる場合には

       うつ病を疑う必要があるかも知れません。憂鬱状態と同様の問診結果が出ても、原因を掘り下げて調べる必

       要があり、心理的な自覚症状の前に
めまいや、吐き気腰痛などの体の痛みが出てくる事もあります。うつ状

       態とは
感情の抑うつ、興味や意欲の低下・無気力、自責感、睡眠障害、食欲低下、体重減少などの一群の病

       気症状を示す状態
のことです。強い罪悪感にとらわれ自殺を考えたり、集中力の欠如、妄想などの精神症状、

       
便秘、胃腸症状などの身体症状が加わる事もあります。




       
仮面うつ病
頭痛胃痛腹痛腰痛、めまい、動悸などの症状を訴えても明確な理由、診断が得られない

       ケースが多い。40歳〜50歳代に多いもので、様々な要因によるストレスが引金になり鬱状態になります。

       しかし、それは精神症状よりも身体症状に現れるものです。 若い女性に多いのも軽症うつ病です。軽症うつ

       病では、
頭痛、不眠、食欲不振、腹痛、便秘、下痢、吐気、痺れ、動悸、腰痛などです。 軽症うつ病は仮面う

       つ病とも呼びます。




     
§2  うつ病(鬱病)とは/うつ病(鬱病)/脳部/頭部/痛みと病気


       
思春期と初老期に多いといわれるうつ病(高齢者の場合は認知症と誤解され易い)ですが、一つの分類として

       は身体や、脳の器質的病気の影響が強い身体因性うつ病、ストレスや葛藤による心因性うつ病、脳の機能障

       害によると思われるが原因がまだ分からない内因性うつ病にわけられます。(by キールホルツ)







     
§3  うつ病(鬱病)の原因/うつ病(鬱病)/脳部/頭部/痛みと病気


       発病原因ははっきり分かっていませんが、別の分類としては、外的要因が無く発病する内因性のうつ病と、

       ストレスなどが引き金になって発病する外因反応性のうつ病があります。社会環境により、性格的にうつ病

       になりやすい因子をもっている人が、職場の責任や強いストレスに晒され病気を発症する事も多い様です。

       うつ病という病気の発症年齢は一般に20代後半から30代にかけて見られるようになります。40代後半以

       降に起こるうつ病もあり初老期うつ病といいます。仕事熱心、完全主義、几帳面、執着心、強い責任感など

       の性格の人が人間関係や仕事上の失敗などをきっかけに発病するケースがよくあります。


       初老期のうつ状態では、対人関係、経済的問題、孤独、身体の弱体化など多くの心理、社会的因子が関係

       していることが多く、また脳の小さな血管障害、脳の萎縮などが関わっている場合もあります。核家族化の

       進行が生活不安などを生み出し、その病気の要因になっているかも知れません。脳内のセロトニン、ノルア

       ドレナリン、アセチルコリンなどの神経伝達物質の働きが低下しているという側面もあり、その機能を高める

       抗鬱剤も開発されています。




       
* うつ病と痛みうつ病の60%の方に頭痛などの身体の痛みを自覚しています。痛みの種類では、頭痛

       34%、背中の痛みが約25%、
胃腸・消化器系約16%、 身体全体の漠然とした痛み約26%となっており、

       仕事を休業した日数の平均は、 一年間で107日に及ぶという報告があります。 うつ病に伴って、脳内の神

       経伝達系が正常に働かなくなり、痛みの感覚を増幅させている可能性があるとし、「鎮痛剤の投与で痛みが

       改善すると、うつ病自体も治る確率が2倍に増加した」 という海外報告もあります。問題なのは、医師の3割

       しか、痛みを伴う事を知らない (痛みの症状を訴える患者さんがうつ病を抱えている可能性を、一般の医師

       は知らないし、精神科医もうつ病患者さんが痛みで苦しんでいるという事に重い至らない)という調査結果が

       ある事で、患者さんも痛みの治療を求める事は重要です。








     
§4  うつ病(鬱病)の治療/うつ病(鬱病)/脳部/頭部/痛みと病気


       
病気治療は薬物療法が主体です。精神的、肉体的にも充分に休養をとることも大切です。又、アルコール

       を飲んで気分を休めたいと思う向きもあると考えれますが、うつ病という病気を治癒する効果はありませんし、

       睡眠を浅くし、抗うつ薬との併用は問題です。うつ病という病気が治るまでは、辛くてもアルコールを控えまし

       ょう。 ビタミン、ミネラル、アミノ酸は病気の予防、精神的・感情的なバランスを保つためには重要な栄養素

       ですが個人差があり、その人のライフスタイルや食生活、喫煙、飲酒、薬の服用、ストレス、職場環境・・・な?BR>
       で必要量は異なります。食生活、生活様式などを良く検証してビタミン、ミネラルの必要量の知識を持つ事も

       必要です。(RDA;リコメンディッド・ダイエタリー・アロウワンス→微量栄養素の一日の最低必要量)必要な

       栄養素は毎日40種類以上必要といわれ、それらの栄養素をバランスよく摂る事が、健康状態を大きく左右

       します。
薬物療法は抗鬱剤を服用し、睡眠導入剤や抗不安薬などを併用する事もあります。抗鬱剤は脳内

       神経伝達物質の働きを高め、憂鬱な気分、意欲の低下、不眠、食欲不振などの症状を軽減させる効果があ

       ります。




      家族がどの様に理解し接するかは病気治癒に大きく影響します。軽症のうつ病で外来通院の場合でも、早期

      に治るのは、家族の理解、思いやりなどのためです。うつ病という病気は回りの人も注意深く接して重症化しな

      い様に配慮することができます。罹病している人は食欲は無く、辛い日々を送られていますが、食べ物にも配

      慮できます。脳内のセロトニンはトリプトファンという成分から造られますが、このトリプトファンは野菜には無く、

      卵、牛乳、肉などに含まれています。 トリプトファンを合成するには原料が必要ですし、促進するためには、日

      差しを浴びる、良く眠る、糖分が必要です。そのためには明るいところに出る事や、デザートなどで糖分を補給

      するとかの工夫ができますね。その方の事情にあわせて、適切に援助する事も可能かも知れません。







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