脳腫瘍・症状・痛み・病気

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脳腫瘍・症状/痛みと病気




     
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脳腫瘍・症状/痛みと病気



     
脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


       
脳腫瘍には原発性脳腫瘍と転移性の脳腫瘍があります。原発性脳腫瘍は頭蓋内の組織から発生したもの

       で、転移性脳腫瘍は他臓器から転移浸潤したものですが、 その比率は原発性の脳腫瘍のほうが、圧倒的

       に多い状況です。脳は人間の、人間であるための人格や、機能、情操、運動コントロールなどあらゆる重要

       機能を司る組織です。脳腫瘍により機能が障害されれば様々な症状が発現します。





     
 脳腫瘍の種類/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気

原発性脳腫瘍発生頻度(成人)
神経膠腫(グリオーマ) 31%
髄膜腫 25%
下垂体腺腫 17%
悪性星細胞腫 15%
膠芽腫 11%
神経鞘腫 10%
頭蓋咽頭腫 04%
血管芽腫 03%
その他 05%
成人脳腫瘍では膠芽腫、悪性星細胞腫は悪性です。


原発性脳腫瘍発生頻度(小児)
神経膠腫(グリオーマ) 70%
星細胞腫 26%
髄芽腫 17%
頭蓋咽頭腫 12%
胚細胞腫 11%
上衣腫 09%
膠芽腫 05%
小児グリオーマは半数が良性、膠芽腫、髄芽腫は悪性です。
          -脳腫瘍の発生部位-


転移性脳腫瘍

脳への転移は男性では肺癌、消化器系の癌が多く、女性では乳癌、.の癌が多い。



     
§1  脳腫瘍(痛み・病気)の症状/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


       
§1−1 頭蓋内圧亢進症状/脳腫瘍(痛み・病気)の症状/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気

       
頭蓋内に異物が発生する事により頭蓋内圧が亢進します。それにより脳浮腫(腫瘍周辺の腫れ)や水頭症(

       髄液の流れを腫瘍が障害して起こる)なども併発することになれば、更に頭蓋内圧は亢進する事になります。

       頭蓋内圧亢進の原因は、頭蓋内圧占拠性病変(脳腫瘍、脳出血、硬膜外出血、脳膿瘍)、脳浮腫と脳腫張

       (脳腫瘍や頭部外傷などによる脳浮腫など)、 髄液循環障害(水頭症)、脳血液量の増加(静脈洞閉塞症な

       どによる脳内血液貯留など)などが考えられます。
頭蓋内圧亢進は初期に頭痛、吐き気、嘔吐が起こりま

       す。
」「主に早朝、起床時に起こり易い」ようです。「頭痛が毎日の様にあり、徐々に痛みが増強してくる様な

       場合には注意が必要になります。(脳膜や血管への障害の影響と思われます/morning headache)。

小児の場合は吐き戻す、頭痛などを訴える

場合など注意を要します。症状が進行すれば

大脳と小脳の間にある
テントなど硬膜の隙間

から脳が内圧亢進により 押し出される脳ヘル

ニアという命に関わる病態を起こします。そう

なれば
痙攣、意識もうろう、 意識喪失など緊

急事態になります。 頭蓋内圧の亢進状態を

放置しますと、生命に危険を及ぼす事があり

ます。

吐気を伴なう頭痛、視界がぼやける」などや「早朝に頭痛を感じる」「髪の毛をすくい上げると痛みを感じる」よう

な場合、通常の頭痛と異なる場合がありますので、注意が必要です。






       §1−2 局所症状/脳腫瘍(痛み・病気)の症状/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


      
 脳の障害される特定の部位に準じて特定の症状(右脳半球の視中枢/左同名性半盲・小脳/平衡感覚・片側

       手、足筋力低下など
)が発現します。(頭蓋内圧亢進により、
眼底静脈が鬱血して鬱血乳頭なども出現します。)






       §1−3 内分泌症状/脳腫瘍(痛み・病気)の症状/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


       下垂体の細胞から腫瘍が発生しますとその程度により下垂体関連ホルモンの分泌異常がおこります。
乳汁

       の分泌異常や、眉・顎の張り、手足の肥大など末端肥大症
を起こしたり 糖尿病や副腎皮質ホルモンの分泌

       障害などにより
クッシング病を発症すれば肥満、にきび、高血圧、糖尿病なども発現します。 その他小児に

       多い胚細胞腫、 視床下部過誤腫など.刺激ホルモン分泌異常で
髭、声変わりなどの二次性徴の発現な

       どもあります。








     
§2  脳腫瘍の検査/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


       
CT・MRIで腫瘍の場所や腫瘍の程度、性状などを把握します。また生化学検査によっても確認します。







     
§5  脳腫瘍の治療/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


       
§5−1 脳腫瘍の外科療法/脳腫瘍の治療/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


       
手術箇所を拡大する顕微鏡手術、脳表面に端子を当てて腫瘍の箇所を特定する超音波や生理学的に神経

       機能モニタリングなどで腫瘍のみを摘出します。







       §5−2 脳腫瘍の放射線療法/脳腫瘍の治療/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


       根治手術が不可能な場合は放射線療法が採用されますが外科療法と併用する場合や、開頭手術をせず

       化学療法と放射線療法の併用のケースもありますが、 放射線療法の場合は正常な脳組織にも放射線が

       あたる事による脳の萎縮や壊死を起こすため組織内照射により腫瘍に局所照射したり、コンピューター制

       御で限定照射を実施する事により効果をあげています。







      §5−3 脳腫瘍の化学療法/脳腫瘍の治療/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


      
放射線に比較すると副作用は少ないといえますが吐き気、嘔吐、白血球減少、血小板減少、肝機能障害など

      の全身症状があります。薬剤の経口や静注などで投与されます。







      
§5−4 脳腫瘍の免疫療法/脳腫瘍の治療/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


      
インターフェロン、インターロイキン、腫瘍壊死因子などの多くの薬剤が使用されます。



      §5−5 リハビリ/脳腫瘍


      
治療後の大切なケアで最も重要です。辛いかも知れません。ですが神経系の機能障害、顔面麻痺、筋力

      低下、歩行障害があるかも知れませんがあきらめません。






      
§5−6 薬物療法/脳腫瘍/脳腫瘍の治療/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


      
レセプトを確実に守ります。痙攣を発症していれば抗痙攣薬が処方されておりますし、守らなければサイド痙

      攣が悪化する事もあります。顔面麻痺があり、まぶたが完全に閉じる事が出来なければ角膜損傷を起こしま

      すから守るための眼帯や環境への留意、点眼薬の指示通りの点眼をしなければなりませんね。






      
§5−7 維持療法/脳腫瘍/脳腫瘍の治療/脳腫瘍/脳部/頭部/痛みと病気


      
化学療法、免疫療法で悪性腫瘍などの場合は再発防止の為に実践されることが有りますが、回復、治癒を信

      じて継続して行く事になるでしょう。 腫瘍が完全消失となっても医師の指示に従い、定期的な通院による経過

      観察も必要です。 一人で闘うのではなく、身近な家族や親族が援助、補助も大きな力になります。運動中枢、

      言語中枢、思考の中枢の刺激は血流を大きく改善し回復への大きな力になります。










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