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緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
§1 緊張型頭痛とは/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
緊張型頭痛(痛み・病気)は文字通り、緊張や疲労などにより、頭を支えている筋肉などの緊張が続く事で
血流が低下し、老廃物・痛み物質が蓄積する事となり、それが後頭部痛や頭痛を起こす原因になるとされ
ます。発生機序もご覧下さい。
§1−1 緊張型頭痛の症状/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
緊張型頭痛(痛み・病気)は軽度、中等度の痛みが毎日のように、一日の中では午後から夕方にかけて痛み
が増す傾向にあります。圧迫、締め付けられるような痛みで後頭部〜首筋などが痛む。首や肩の凝り、眼精
疲労、フワフワとした状態が続くめまい感、全身倦怠などの随伴症状を訴える患者さんが少なく有りません。
§1−2 緊張型頭痛(痛み・病気) 不明な点も多い/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
緊張型頭痛(痛み・病気)は片頭痛のように身体を動かすと痛みが強まるという事は無く、逆に少し楽になる
傾向があります。光や音、においなどで悪化する事も有りません。緊張型頭痛(痛み・病気)は一年間に1度
から数度まとまってやってくるような感じがあります。不明な点の多い緊張型頭痛ですが、頭の両側が重たい
というものが多く夕方になるとだんだん悪くなる人も多いようです。緊張型頭痛(痛み・病気)の場合心身のスト
レス状態を緩和しないままの生活を続けると筋肉内の血流をより悪化させ頭痛を長引かせる結果になりかね
ません。
§2 緊張型頭痛(痛み・病気) 薬は二の次/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
筋肉内の老廃物が溜まってしまう事により起こりますので休養を第一とする、マッサージ、ストレッチングをす
る、筋肉を動かして筋肉ポンプの作用を回復させる事などが大切です。同じ姿勢をとることが多いなど(家事、
育児、デスクワーク)で肩こりなどを起こし、頭痛になります。まずはリラックスするための方法をとることが大
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切です。血流を良くするための蒸しタオルで首や
肩を温める、ぬるいお湯につかる、 アロマ、音楽、
少量のお酒、 などでリラックスし 血流を良くする
事や、ぐっすり眠る、枕の高さ、柔らかいベッドは
身体が沈みすぎ、首や腰の緊張を高めます。骨
の変形は痛みの原因になります。安定した精神
を保つために工夫をしましょう。 |
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§3 緊張型頭痛(痛み・病気)の痛みの程度/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
成人の5人に1人が悩まされる緊張型頭痛(痛み・病気)の痛みは片頭痛、群発頭痛ほどは激しくなく軽度〜
中等度です。圧迫、締め付けられるような痛みで後頭部〜首筋などが痛む。肩こりなどを感じる緊張型頭痛
(痛み・病気)ですが、片頭痛の人も同様に肩こりを感じたりしますので、肩こりがイコール緊張型頭痛とは限
りません。
また、緊張型頭痛(痛み・病気)は片頭痛、群発頭痛よりは痛みが少ないのですが、その痛みは強く、連日連
夜割れるような痛みが2週間ほど起きて、その後、嘘の様に治ってしまう事がほとんどです。
§4 緊張型頭痛と薬/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
専門医に受診、止むを得ず薬/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
緊張型頭痛(痛み・病気)は止むを得なければ薬を考慮しましょう。まずは外用薬を首や肩、コメカミなどに
塗るなどから試し、次に内服薬、非ステロイド性解熱鎮痛薬、抗不安薬なども処方されます。緊張性頭痛
(痛み・病気)の場合長引く事が多いのですが、脳の中に原因が無いかを確認しておく事も重要です。(ゆっ
くり進行する結核性髄膜炎、脳腫瘍も可能性としてあるためです)
緊張型頭痛(痛み・病気)は消炎鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげる中枢性筋弛緩剤なども有効とされます。
服用は副作用などのことも考慮し、服用期間を短くする事も心がけたいものです。
§5 緊張型頭痛の誘因/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
誘因は身体的、精神的ストレス、VDT作業など長時間同じ姿勢を続ける事や姿勢が悪いなどで、肩や首の
筋肉、ひいては頭の筋肉も緊張することで発症します。悩みや不安が強いために自律神経の働きが乱れ筋
肉に栄養を送る血管が収縮する事なども引き金になります。緊張型頭痛の場合、心身のストレス状態を緩和
しないままの生活を続けると筋肉内の血流をより悪化させ頭痛を長引かせます。ただし緊張型頭痛(痛み・病
気)の中には筋肉の緊張とは関係なく、頭の中の痛みを感じる機能に変調を来たしているものや、心の病気が
原因のものもありますので注意が必要です。更に緊張型頭痛(痛み・病気)と片頭痛の症状を併せ持つものも
あります。(毎日のように頭が締め付けられるように痛み、月に何回かは拍動性の頭痛が起きるタイプや緊張
型頭痛(痛み・病気)と片頭痛の区別が付かず、頭重感がほぼ連日起こるタイプ)運動不足、身体が冷えやす
い、枕が高い・小さい・柔らかすぎるなどにも配慮しましょう。
* 緊張型頭痛の一つのタイプ;緊張型頭痛には心身症タイプの緊張型頭痛もあります。中年の方では、その
重責や人員削減などで仕事量が増加する、 十分な睡眠がとれないなどで重苦しい頭痛を訴える場合もあり
ます。 中年になると体力は低下し、不健康な生活習慣、更年期などで無理は利かなくなりますが、その様な
環境下でストレスに曝される事により、緊張型頭痛を起こし易くなるとされます。 頑張り続けてうつ病になる人
もおります。ある処方例では、肩こりがとれる漢方薬の処方、睡眠衛生指導、生活習慣の改善、筋肉のリラッ
クス法の実践などで頭痛の頻度が減少してきたケースもあります。
* 緊張型頭痛・首の筋肉や関節・神経刺激など;筋肉・関節・神経の刺激が原因で緊張型頭痛、あるいは首に
強い痛みを発現するケースもあります。 これは急性炎症(寝違え、むち打ち、喉の腫れなど/筋・筋膜痛)によ
る刺激や、頸原性頭痛(怪我で緩んだ首の関節が、関節を包む膜を刺激する事で惹起)などで引き起こされる
ものです。 これらでは後頭神経の刺激で起きますが、痛みは目の奥や額などにも現れる関連痛も引き起こし
ます。早期に炎症止めの薬を服用し、安静にする事で治りますが、不安から睡眠が浅くなり、首の筋緊張が続
く事で慢性化するケースもあります。睡眠障害を伴う場合には、睡眠改善を図り、神経や関節に炎症止めや神
経ブロック、(局所麻酔薬を注射)、内服薬、座薬などで対応する場合もあります。
* 緊張型頭痛とうつ病;慢性型の頭痛を抱えておられる患者さんの中には、心の病に悩む方がいらっしゃいま
す。実際、慢性頭痛の患者さんの3割以上がうつ病や、 強い不安感を併発しているという調査も報告されてお
ります。高齢者の緊張型頭痛の多くはうつ病が原因であるという指摘もあります。 頭痛をはじめとする慢性的
な痛みに関係すると考えられているのが「反応性」と呼ばれるタイプであり、「ストレスに反応して不安感やうつ
状態が強く出た結果、痛みを感じ易くさせる」としています。
§6 考えられる発症機序/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
筋肉内の老廃物の蓄積、痛みを起こし、血管の収縮を誘発、老廃物が流れ去り難くなる、老廃物が更に蓄積、
更に痛みが増す、肩が凝ったり眼が酷く疲れたりし、同時に頭痛が起きる。→肩から背中にかけての僧帽筋、
首から後にかけての後頸筋群、頭の両側にある側頭筋群など頭の周り筋肉が収縮する事によって起こります
。これらの筋肉が過剰に緊張すると筋肉内の血流が悪くなり、乳酸やビルビン酸などの老廃物がたまります。
その結果、痛みの神経が刺激されて頭全体を締め付けられるような頭痛が生じます
§7 すぐにも出来ますね/緊張型頭痛/脳部/頭部/痛みと病気
緊張型頭痛(痛み・病気)は同じ姿勢をとり続けることが誘因となる。そのため肩や首の血流を促すために座っ
たままで出来るストレッチなどをこまめに行う、使い捨てカイロやホットタオルを使って患部を温めるなどの方法
をとる、睡眠時の枕が高すぎない、柔らかすぎないようにするなど自分に合ったものにしましょう。入浴は効果
的で、38〜40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かり血流を促進します。副交感神経の働きで心身がリラッ
クスし疲れを緩和します。長時間浸かる場合は心臓に負担がかからないように半身浴にすると良いでしょう。緊
張型頭痛(痛み・病気)を改善する上で最も重要なのは原因となっている心身のストレスを上手にコントロール
する事、適度な運動には身体的ストレスを解消するだけでなく、気分転換によって精神的ストレスを緩和する事
も期待できます。息を吐き出しながら首や肩の筋肉を心地よく感じる程度に伸ばしたり、回したりするストレッチ
は筋肉の緊張を取り除き凝りをほぐすのに有効です。ウォーキングや水泳も効果が期待できます。椅子に座っ
たままでもストレッチはできますね。簡便に首や肩を温めるには、濡れタオルを電子レンジで30秒〜1分間温め
ビニール袋に入れて乾いたタオルに包んで巻く、使い捨てカイロをタオルで包んで巻く、温かい缶入り飲料をタオ
ルで包んで巻くなど工夫すれば手軽にできます。マッサージやアロマセラピーなどでリラックスする事も効果的
です。視力の調節障害(近視、乱視、遠視など)はありませんか?、無理な姿勢を継続する様な事はありません
か?頸椎の変形や頸部の筋肉・靭帯の障害、歯の咬合不全なども頭痛の原因になります。
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