子宮筋腫・症状・痛み・病気

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子宮筋腫・症状/痛みと病気




     
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子宮筋腫・症状/痛みと病気



     
子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


      
子宮筋腫は子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍です。子宮筋腫は発生頻度が非常に高く、恐らく貴方の周

      りでも、該当の方がいらっしゃるのではないでしょうか。子宮筋腫は性成熟女性に好発するもので、閉経後は

      縮小します。筋腫は顕微鏡レベルの大きさから10cmを越えるものまで様々で、発生個数も数個から数十個

      とまちまちです。 気を付けなければならないのは子宮筋腫と悪性腫瘍の鑑別をしっかりしてもらう事や、子宮

      筋腫に子宮内膜症や子宮腺筋症と合併しているケースも有るという事などです。





      
§1  子宮筋腫(痛み・病気)の症状/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


        
ガンでは有りませんがその症状は月経過多、月経痛などがあり、貧血の原因にもなります。更に子宮筋腫

        が大きくなると、
膀胱や直腸を圧迫し、便秘や頻尿、時として尿閉の原因になります。 (子宮筋腫の発育場

        所により圧迫症状が異なります。 膀胱や尿道を圧迫すると
頻尿・排尿困難・尿閉などが、子宮筋腫が広間

        膜や頸管内に発育して尿管を圧迫すると水腎症を、直腸を圧迫すると
便秘を生じる事があります。)不正子

        宮出血や、不 妊の原因となる場合もあります。
腰痛、下肢のむくみなども伴う事もありますし、筋腫の発生

        部位により無症状の事もあります。



子宮筋腫は多くは無症状ですが、まれ

に
月経困難や下腹部痛を訴える患者

さんで、激しい疼痛を伴なう
事もありま

す。 (筋腫が
茎捻転を起こす事により

激しい腹痛を起こす
。妊娠中、筋腫内

に血流傷害を生じる事により、 変性し、

疼痛を起こす
。筋腫が膣内に脱出して

陣痛様の腹痛を伴なう
。筋腫が骨盤壁

方向に増大し、
骨盤内鬱血により骨盤

神経叢を圧迫すると腰痛を起こす。筋

腫が感染により炎症を起こして、疼痛

を伴なう
。)







      
§1−1  子宮筋腫の病気の症状の例/子宮筋腫(痛み・病気)の症状/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


       *不正出血;例えば、
生理が終わったのに、又、生理のような出血がある。
生理の前に少量の出血があり、

       間があった後に本物の生理が来るなど。

       *月経過多;例えば、昼間タンポンだけでは足りず、夜用ナプキンも併用してもなお交換が高頻度に必要な

       くらいの出血など。(レバー状の血の塊を多く排出するか否かは過多月経の有無の参考になります。)月経

       過多が継続しますと、鉄欠乏性貧血を来たします。


       
*触診で ;例えば、お風呂でお腹に触れると、小さなしこりを感じるなど。(子宮筋腫が大きければ、下腹部

       に感じる事があります。)

       *生理周期;例えば、今までの
生理周期より2〜3日短くなったなど。

       *排便排尿;例えば、
便秘勝ちで排便の時、お腹が押されるような痛みを感じる。下腹部が重く、尿が出にく

       い、排尿後又、すぐにトイレに行きたい。


       *その他  ;
腰痛、足のだるさ、おりものの状態の変化、経血量が多くレバー状の塊が見える、塊が確認でき

       る、妊娠しにくい、下腹部が張る、貧血、めまい、だるい、など様々です。 帯下は粘液様又は水様性帯下が増

       量する事があります。 (特に粘膜下筋腫の場合には、筋腫表面が潰瘍化しやすく、月経周期に無関係で粘液

       様の帯下を排出する事があります。)








      
§2  子宮筋腫とは/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


        子宮筋腫は子宮の筋肉(厚い袋状の筋層)の内部に良性の腫瘍が出来る病気で、時にはお腹の上から触

        れても硬い腫瘤が分かる事もあります。まれに子宮筋腫という病気だと思っていたものが、悪性腫瘍であっ

        たということがあります。悪性腫瘍(肉腫)という病気は症状が子宮筋腫と似ていて、検査でも見分けが付き

        難いといわれています。 ですので、子宮筋腫という病気か否かの判定のため早期に発見のためにも定期

        健診は重要です。過多月経や、不正出血(その他症状)などが自覚されたら、すぐ受診しましょう。(子宮筋

        腫と思っていたら子宮筋から発生する悪性腫瘍である子宮肉腫ということがあると前述しました。 勿論、そ

        の場合治療を早急にしなければなりませんが、筋腫か肉腫かの判断は病理顕微鏡検査をする必要があり

        ます。 MRIでもある程度は判定できるという報告もありますので、 MRIでまず診断を仰ぎ、その上で確認、

        今後の方針を決定するのが良いかも知れません。)閉経後の筋腫は通常放置しても良いといわれています

        が、筋腫による症状が不快な場合は手術治療します。 ただ閉経後にも関わらず大きくなる場合は肉腫を疑

        う必要があります(筋腫は女性ホルモンが出なくなると縮小する事が多いのが普通)。高齢者の場合は筋腫

        は二次性変化を起こして石灰化(炭酸カルシウムやリン酸カルシウムが沈着)する事もままあります。








      
§2−1 子宮筋腫の種類/子宮筋腫とは/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気



筋層内筋腫
子宮筋腫は子宮体部筋腫が最も高頻度に認めら

れます(子宮体部筋腫90〜95%・残り子宮頸部

筋腫)が、子宮体部筋腫の中でも、筋層内筋腫が

一番多く確認されます。大きさ・個数共に様々で、

小さな段階では、 症状や痛みなど 殆ど感じる事

はありません。ですが、 大きく成長しますと、子

宮の内腔を圧迫したり、子宮の収縮を妨げるなど

で、
過多月経や月経痛などを招く原因にもなりま

す。頻尿や腰痛も確認されることがあります
。


粘膜下筋腫
子宮の内側を覆う粘膜の下に出来るのが粘膜下

筋腫で、 この子宮筋腫は、激しい症状の現れ易

いタイプです。 子宮の内側に向かって発達する

筋腫で、 中には、子宮の内側に瘤の様に突出し

てくるものもや、有茎タイプのものもあります。発

生頻度は比較的少ないものですが、症状は激し

く重い特徴があります。 筋腫が子宮の内側に突

出してくると、 子宮内膜が広がるのに伴ない、
経

血量が多くなる、激しい月経痛を伴なう、おりもの

が増えるなどが認められる
様になります。有茎粘

膜下筋腫では、子宮口から飛び出す筋腫分娩を

起こす事もあります。これはお産同様の強い収縮

を伴なうもので、
陣痛のような激しい痛みや大量

出血を認められるもの
や、痛みを伴わないものも

あります。



漿膜下筋腫
子宮の表面を覆う漿膜下に出来る筋腫が漿膜下筋

腫です。 子宮の外側に飛び出してできるタイプや、

右図の様に子宮本体から茎を伸ばして成長する有

茎漿膜下筋腫の2タイプがあります。漿膜下筋腫は

子宮内膜に直接影響を与えませんので、症状が現

れにくい特徴があります。 しかし、有茎漿膜下筋腫

の場合には茎が捻れて起きる
茎捻転により下腹部

激痛や、吐気、ショック症状を招く事がまれにありま

す
。






      
§3  子宮筋腫の検査/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


        子宮頸癌の検査は画像診断により筋腫の種類、性質、大きさ、数などの情報を把握したり、悪性腫瘍や子

        宮筋腺症などとの鑑別をします。 検査の基本は、問診(自覚症状、月経の状態、妊娠・出産・中絶の有無、

        既往症など)、外診(貧血、視診)、内診(双合診/癒着、腫瘤の性状、位置、大きさ→子宮筋腫の有無は殆

        どの場合内診でわかります。)、超音波検査です。超音波検査では、モニター上で確認します。経腹法(経

        腹超音波検査法/漿膜下筋腫では子宮外に突出して描出される)と経膣法(経膣超音波法/子宮内膜がよ

        り明瞭に描出されるため、子宮内膜と腫瘤の関係が明らかになる。 子宮と筋腫の大まかな位置関係や巨

        大腫瘤の卵巣腫瘍との鑑別に有用→粘膜下筋腫に有用
)がありますが、 子宮筋腫の場合は経膣法が一

        般的に選択されております。




        子宮鏡検査は粘膜下筋腫の診断に有用とされます。子宮頸部から内視鏡を子宮内腔に入れ、中の状態を

        確認します。 過多月経などの自覚症状が強いにも関わらず子宮の腫瘤が確認出来ないようなケースでは、

        小さな粘膜下筋腫が原因の場合があり 、画像診断では難しい場合には、子宮鏡検査は有用です。子宮鏡

        には硬性鏡と軟性鏡(比較的大きな粘膜下筋腫で子宮腔の変形が著しい場合には、軟性鏡がより良い)が

        あります。




        その他、CT検査(子宮筋腫の検査では一般的では有りませんが、超音波検査で充分に描出できなかった

        大きな腫瘤評価では優れた方法になります。)、MRI検査(子宮内膜との関係や子宮筋腫の大きさ、頸管と

        の関係、子宮肉腫などとの鑑別が難しいケースでは、MRIが有用です。 わずか5�o程度の小さな筋腫でも

        見つけられます。卵巣腫瘍、子宮肉腫や子宮腺筋症との判別も可能です。また、筋腫核出術を行う場合な

        どでは、正確な情報を把握するためにもMRI検査は有用です。 感染や赤色変性を伴なう子宮筋腫は疼痛

        などの自覚症状を伴う事が多い。)









      
§4 子宮筋腫の療法/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気

         
子宮筋腫の治療法は経過観察、手術療法、薬物療法などがあります。筋腫が小さく症状もこれといっ

         て無い、妊娠中など特に急ぐ必要のないケースでは、経過観察をします。3〜6ヶ月に一回程度、検査

         をして確認をします。手術療法は子宮摘出、筋腫核出、子宮静脈閉塞術などがあります。薬物療法は

         スプレキュア点鼻液、リュープリン注射療法もあります。子宮筋腫という病気は婦人科で最も多い頻度

         の疾患です。ただし、極まれには子宮肉腫という悪性腫瘍に変化する事がありますので注意が必要で

         す。


         子宮筋腫は大きいものは握りこぶしよりも大きく複数できる場合もある病気です。原則的には子宮筋腫と

         いう病気は小さいうちに治療する事が大切ですが、 小さくても苦痛が酷いもので手術をしなければならな

         いものや、大きくても手術が必要とは限らず、妊娠、出産などに対する患者の要望、年齢的に閉経間近か

         どうかなど考慮して対処法を検討する事になります。手術療法は一般に子宮を切除する子宮全摘術が行

         われます。年齢的に若く子どもを産むことを強く望む人の場合には筋腫だけを取り除く筋腫核出術が行わ

         れる事もあります。子宮筋腫の発生部位や成状によっては、核出術が出来ない事もあります。







       
§4−1 手術療法/子宮筋腫の療法/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


        
子宮筋腫は急ぎ手術をしなければならないケースはそれ程多くは有りません。症状が強い(過多月経、貧

        血、排尿障害、筋腫が原因の不 妊、 子宮肉腫が疑われる、閉経後でも筋腫が大きくなるなど)など症状を

        考慮したタイミングが大切です。手術療法には子宮全摘術(腹式単純子宮全摘術・膣式単純子宮全摘術・

        腹腔鏡下膣式全的術など)と子宮筋腫核出術(腹式子宮筋腫核出術・腹腔鏡下子宮筋腫核出術・膣式子

        宮筋腫核出術・ 子宮動脈塞栓術・レーザー子宮鏡下筋腫蒸散術・レゼクトスコープによる手術など)があ

        ります。







       
§4−2  薬物療法/子宮筋腫の療法/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


        
薬物療法は痛みや貧血に対応するための対症療法(貧血には鉄剤・造血剤が使われ、過多月経、月経痛

        には鎮痛剤や低用量ピル、排尿障害には漢方薬などが処方されます)と、一時的に女性ホルモンの分泌を

        押さえ、筋腫と小さくする方法があります。ホルモン療法ではGnRHアゴニスト(GnRHa)と呼ばれる薬を使用

        し、筋腫の成長を抑え、 閉経まで手術をせずに経過観察をする方法があります。GnRHaは出血を減少させ

        る目的や、子宮筋腫に合併している子宮内膜症を治療するために子宮全摘術や筋腫核出術の前にも使用

        される事もあります。 このGnRHaは筋腫そのものを消滅させるわけではなく、投与を中止すると再び再燃し

        ますので、根本治療にはなりません。GnRHaは、更年期障害症状や、骨量低下、鬱状態などの副作用があ

        り、継続使用できるのは6ヶ月といわれており、その使用は限定的になります。(大きな筋腫を手術で切除す

        る前に筋腫を小さくして負担を軽減するため、治療後にすぐの妊娠を望んでいる、6ヶ月間でも自覚症状の

        軽減を望む場合など) GnRHa継続投与すると






      
§5 子宮筋腫の原因/子宮筋腫/子宮部/.部/痛みと病気


         子宮筋腫が何故出来るのかは判明しておりませんが、子宮筋腫の患者さんは正常な月経周期を持つ女

         性に多く、初経が早く始まる女性では、若くして子宮筋腫は発生するという事が判明しております。子宮筋

         腫は卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて大きくなると考えられており、 実際に子宮筋腫の発症数

         も35〜50歳にかけての性成熟期の女性に多く確認されます。更に、子宮筋腫は妊娠中(エストロゲンが

         大量に分泌される)に大きく成長し易く、その逆ともいえる更年期以降は縮小する傾向にあります。















        
* GnRHa継続投与の作用機序;GnRHaを持続投与すると下垂体ゴナドトロピンの分泌を抑え、卵巣におけ

        るエストロゲンの産生を減少させます。 子宮筋腫はエストロゲン感受性が高いと考えられており、ゴナドト

        ロピンの産生が抑制されることにより、ゴナドトロピンの標的臓器である卵巣でのエストロゲンの産生・分泌

        が低下します。


        子宮筋腫という病気は腫瘍がエストロゲン感受性の高いものと考えられており、この作用を利用する偽閉

        経療法があります。人為的にエストロゲンの分泌を抑えるもので6ヶ月間の治療で筋腫の縮小が65%、8

        0%は症状が軽快すると言われますが、治療中は卵巣機能が低下するために更年期によく似た不快症状

        が出現したり治療が終わってから再発を繰り返す事が少なくないなど、問題もあることを充分理解して病気

        治療には臨む必要があります。



        
* 子宮筋腫と不 妊の関係;不 妊と子宮筋腫の因果関係は以前より取り沙汰されておりましたが、明確には

        解明されておりません。子宮筋腫により卵管が子宮筋腫により閉塞されている、子宮腔・子宮頸管が狭窄

        されている、子宮筋腫の存在により子宮腔が増大し、子宮が不整になり.の輸送に障害が生じる、子宮

        筋腫の存在により子宮内膜が異常に薄い・萎縮している・増殖している・炎症を合併・血管の変異や変形が

        着床障害を生じさせる可能性などや、筋腫組織からプロラクチンが分泌される事により高プロラクチン血症

        になるため排卵障害や着床障害を生じる可能性などを指摘する文献もあります。















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